会員サービス
MENU

伝統工芸品や「アール・ブリュット」の作品が持つエネルギーや魅力を発信【すてきびと】

犬飼記念美術館館長 坂本 尚文さん
坂本 尚文さん

目次

犬飼記念美術館館長
坂本 尚文さん

犬飼記念美術館館長 坂本 尚文さん 1956年、菊池郡大津町出身。大阪芸術大学芸術計画学科卒業後、京都にある出版社に就職。83年から熊本県伝統工芸館に勤務。定年退職後、玉名市立歴史博物館勤務を経て2017年から犬飼記念美術館(益城町)と熊本国際民藝館(北区龍田)の館長を兼任。妻と2人の子どもの4人暮らし。熊本市在住。
犬飼記念美術館館長 坂本 尚文さん
1956年、菊池郡大津町出身。大阪芸術大学芸術計画学科卒業後、京都にある出版社に就職。83年から熊本県伝統工芸館に勤務。定年退職後、玉名市立歴史博物館勤務を経て2017年から犬飼記念美術館(益城町)と熊本国際民藝館(北区龍田)の館長を兼任。妻と2人の子どもの4人暮らし。熊本市在住。

坂本さんは大学でアートディレクションを専攻。1982年に熊本県伝統工芸館が設立されると知り、出版社から同館に転職しました。同館では地域の産業や伝統工芸品の継承と発展のために、作り手と使い手をつなぐさまざまな企画に奔走。県内の職人の工房を訪ね歩く中で、伝統工芸品には、熊本らしさと生活を潤す知恵が凝縮されていると肌で感じました。「天草陶石を使用した茶碗や、県産材の箸など、地域で作られた生活道具を大切に使うことは地域への愛着が増すだけでなく、持続可能な社会への第一歩になります」

現在は精神科医療を行う益城病院が運営する美術館の館長として、工芸館時代の知見を生かし、益城町にゆかりのある工芸作家の作品などの魅力を発信。作業療法士と共に患者さんによるアート作品「アール・ブリュット」の制作監修・発信に取り組んでいます。

「患者さんの作品は、オリジナリティーにあふれている」と坂本さん。「伝統工芸品やアール・ブリュットには、大量生産品にはないエネルギーがある。多くの人に魅力を届けたい」と話します。

患者さんのアート作品の発信に取り組んでいます
患者さんのアート作品の発信に取り組んでいます

Information

坂本さんが企画する犬飼記念美術館の展示スケジュールについては https://www.mashiki.jp/gallery/ をご覧ください。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

犬飼記念美術館館長 坂本 尚文さん

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

熊本市を中心に31万部戸別配布のフリーペーパー「くまにち すぱいす」がお届けする、熊本の暮らしに役立つ生活情報サイトです。

目次