メキシコレストラン トルタコス・熊本市中央区|本場の絶品タコスでこれまでのメキシコ料理のイメージが覆される!

メキシコ料理と聞いてタコスを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。タコスを実際に食べたことがある人もいるかもしれませんね。
熊本市内にお店を構える「メキシコレストラン トルタコス」でも、タコスを中心としたメニューがそろっています。
しかし、このお店のタコスを食べると、これまでタコスを食べたことがある人でもそのイメージを覆されるでしょう。
メキシコレストラン トルタコスで本場のタコスを堪能してきましたのでご紹介します♪
トルタコスは熊本市電・慶徳校前電停すぐ近く
「メキシコレストラン トルタコス」は、熊本市電の慶徳校前電停から歩いて1分もかからないところにあります。


市電を降りると信号のある横断歩道があるので、ここを渡っていきます。


横断歩道を渡ると、すぐ目の前に黄色の壁のお店が見えてきます。


こちらがトルタコスです。壁の色が印象的なので、すぐにわかるでしょう。
別世界に来たかのようなメキシコ感あふれる店内
メキシコレストラン トルタコスの店内に入ると、まず目に飛び込んでくるのが、外壁と同じ黄色の壁に囲まれた明るい空間。
そして、いたるところにメキシコを感じるグッズなどが置かれています。


メキシコの代表的な「骸骨グッズ」や、オーナーが現地から買い付けた雑貨や民芸品がたくさん並べられています。


メキシコ発祥のプロレス「ルチャ・リブレ」のマスクも。


メキシコの帽子「ソンブレロ」やポンチョも飾ってあります。
マスクやソンブレロ、ポンチョをかぶって記念撮影もできるそうですよ。メキシコの雰囲気で写真を撮りたい人は、店員さんにお声がけください!




席はテーブル、ソファー、カウンター合わせて23席あります。


カウンター席は入り口を入って右側にあります。厨房が目の前にあるので、料理をしている様子を眺めたり、スタッフの方との会話を楽しめたりできます。
種類の豊富さに驚いてしまうメニュー
メニューを見てまず驚くのが、その種類の豊富さです。タコスだけでもとてもたくさんの種類があります。


「タコスマサ」というトウモロコシの柔らかい生地を使ったタコスメニュー。トッピングされる具材や味付けの違いでこんなにもたくさんのタコスがあるんですね。


「タコス アリーナ」という柔らかい小麦粉生地のタコス(写真左)と、「トスターダス」という揚げたコーン生地を使ったハードタスコのメニュー。




コンビニでよく見かける「ブリトー」、メキシコ料理定番の「ワカモレ」や「タコライス」といった一品料理も用意されています。
メニューがたくさんあって、どれを選んでいいのか迷ってしまいそう!迷ったときはスタッフの方におすすめを聞いてみましょう!
メキシコ料理は辛いイメージがありますが、トルタコスの料理は日本人に合わせて辛さは控えめにしているそうなので、辛さが苦手な人でも安心です♪
いろんな旨味と食感を感じる絶品タコス
豊富なメニューの中から、今回はタコスマサの「ピカディージョ」(550円)と「チョリソ」(520円)を食べました。


具材がたっぷりのっていて、見るからにおいしそう!


ピカディージョは、黒豚ひき肉とジャガイモをトマトサルサで煮込んだものをトッピングしています。サルサとはスペイン語でソースを意味します。
そのほかに、生のトマトやレタス、玉ねぎ、ハラペーニョなどがトッピングされていて、具材たっぷりのタコスです。これを生地で包んで食べます。
口の中に入れてみると、最初に唐辛子のピリッとした辛さを感じますが、そのあとトマトなどの具材のうま味が口の中に広がっていきます。
トウモロコシの生地は固すぎず柔らかすぎずのちょうどいい食感。たくさんの具材とともに、いろんな味と食感が楽しめます。
これまでもいろんなタコスを食べてきましたが、こんなにうま味を感じるタコスは初めてです。


「チョリソ」は黒豚ひき肉をお店特製スパイスで炒めたもの。そのほかにも生の玉ねぎ、コリアンダーのみじん切りがトッピングされています。
こちらは、 コショウのようなスパイスさを感じますが、ピカディージョに比べて辛くはありません。
豚ひき肉の旨味が口いっぱいに広がるので、ビールをぐいっと飲みたくなります。


辛さが足りないという人用に、辛さを増すサルサも用意されています。信号機のように、左から辛い順になっています。
- サルサ ロハ…数種類のメキシコ唐辛子とトマト、タマネギを使ったサルサ
- サルサ チポトレ…唐辛子の燻製を使ったサルサ
- サルサ ベルデ…ハラペーニョとトマティージョを使ったサルサ
サルサをかけることで、また違った辛さや味が楽しめますよ。
祖母の味を原点とする本場メキシコ料理
メキシコレストラン トルタコスのオーナーシェフの浦上さんは熊本生まれ。日本人の父親とメキシコ人の母親の元で生まれ育ちました。
幼少期からメキシコに何度も里帰りし、メキシコ料理の味に慣れ親しんでいました。
メキシコの本場の味を知り尽くしていた浦上さんは、日本で食べるメキシコ料理に疑問を持っていたそう。
いつしか「日本人のメキシコ料理に対するイメージを変えたい!」と思うようになり、料理の修業をするため17歳でメキシコに渡り、現地のレストランで修業することになりました。
そのときに一緒に住んでいた祖母からもメキシコの伝統的な家庭料理を習い、それらは現在の味のベースとなっています。
日本帰国後に別のメキシコ料理店を開業。そして、2009年にトルタコスを開業しました。
乾燥唐辛子から作られる出汁のうま味が決め手のメキシコ料理
意外かもしれませんが、メキシコ料理も日本料理と同じく出汁文化。出汁のうま味を大事にしています。
メキシコでは、昆布やかつお節などで出汁を取らず、乾燥唐辛子で出汁を取ります。
乾燥唐辛子には昆布と同じ「グルタミン酸」が豊富に含まれているためです。乾燥唐辛子に鶏ガラの出汁やトマトの旨みなどを調合して、メキシコ料理は作られます。
メキシコ料理と言えば「辛い!」というイメージがありますが、料理に使われる乾燥唐辛子の中には辛味のないものも多いそう。そのため、本場のメキシコ料理では、辛みのない料理もたくさんあるそうです。
乾燥唐辛子の出汁を大事にしているのが、トルタコスが他の日本のメキシコ料理店と違う点です。
また、メキシコ料理の定番「タコス」にも違いが。タコスは2種類あり、1つはアメリカのテキサス州発祥のもの、もう一つが本場のメキシコのものがあります。
日本でよく食べられているタコスのほとんどはテキサス州発祥のもの。種類はそこまで多くありません。
一方、本場のメキシコ料理を提供するトルタコスのタコスは、種類がとても豊富です。
日本のメキシコ料理店とはひと味違うメキシコ料理を食べられるのが、トルタコスなのです。
熊本のみならず日本でも珍しい本場のメキシコ料理をぜひ!
日本国内でもメキシコレストランはありますが、ここまでメニューが豊富な本場メキシコ料理を食べられるお店は珍しいでしょう。とくにタコスの種類の豊富さは他では見たことがありません。
そんなお店が熊本にあるのですから、これは一度行っておいた方がいいでしょう。
メキシコ料理を食べたことがない人はもちろんのこと、食べたことがある人でもぜひ行ってみてください。
メニューが豊富なので、きっとリピートしたくなるでしょう。人気店なので、事前に予約しておくことをおすすめします♪
メキシコレストラン トルタコス
住所 | 熊本市中央区練兵町73 |
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TEL | 096-221-5716 |
Webサイト | http://www.tortacos.jp/ |
@tortacos.kumamoto | |
営業時間 | 18時~22時00分(OS21時) |
休業日 | 日曜、不定休(臨時の定休日はSNSで発信) |
席 | 23席 |
駐車場 | なし(近隣のコインパーキングをご利用ください) |