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上手に自己紹介をするコツは?

私は写真に写る時も好きなものを思い浮かべています
私は写真に写る時も好きなものを思い浮かべています

春は「はじめまして」の季節。新入社員や新しい職場での仕事をスタートされた方は特に、自己紹介をする機会も多いのではないでしょうか。

私は先日、ある会社で4月から新しい部署に変わることになった女性の話し方研修をしました。その方はおとなしい性格で、これまでは事務系の仕事でしたが、今後人と会うのが主流になるため、優しい雰囲気で安心感を与えられる人になることを目指しての研修でした。

最初に、自己紹介の動画を撮ってもらって、一緒に見ながら添削していくのですが、声も小さく、うつむき加減。表情も硬く、自信のなさが出てしまっています。本来の優しい性格を分かってもらう前に、「おどおどした人」という印象を与えてしまうのは損です。

いろいろ話している時、女性のスマートフォンの待ち受け画面に赤ちゃんの姿を見つけました。「かわいい! 誰ですか」と聞いたら「めいっ子なんです」と抜群の笑顔を見せてくれました。めいっ子さんの好きなところを表現してもらうと、「私は子どもと接するのが苦手だったのですが、めいっ子が生まれてから変わりました。眉間にしわを寄せてしかめっ面をしていてもかわいくて!」と弾む声で話してくれました。

さっきの自己紹介とはまるで別人。彼女本来の優しさがあふれてくる話し方でした。本当に好きなことや好きな人のことを話すときの人の表情ほどすてきなものはありません。自己紹介は型にはまったものではなく、あなたの「○○愛」を語ってみませんか。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

私は写真に写る時も好きなものを思い浮かべています

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この記事を書いた人

1971年、熊本市生まれ。第一高、熊本大文学部卒。94年に熊本県民テレビ(KKT)にアナウンサーとして入社。夕方の人気番組「テレビタミン」を21年間担当した。2018年春、同番組を引き継ぎ、KKTも退社。「ヒトコト社」代表。

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