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今後出費がますます増えそう マイホームの夢は実現できる?【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

目次

“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

モンステラさんの家族/熊本市在住

Q.今後出費がますます増えそう マイホームの夢は実現できる?

現在は、育児を中心に考え、夫の収入のみで生活しています。社宅住まいで家賃が安いので、助かっています。金銭面のことを考えると今のままの方がいいのかもしれませんが、夫は、新築一戸建ての購入を目標にしているようです。

私は、夫の気持ちを大切にしたい半面、先々の教育資金や老後資金などをしっかり蓄えて不安をなくしたい気持ちもあります。

2人目の出産を望んでおり、車の買い替えも近いことを考えると出費がどんどん増えそうです。マイホームの夢はいつかなえられるでしょうか。

A.住宅取得実現は共働きが前提に 金銭面以外の要素も含め検討を

夫1人分の収入で年間手取り額の半分強を蓄えに回しておられる超堅実家計です。しかしながら、マイホームの夢をかなえるには、共働きが前提となりそうですね。

2人目を出産され、育児が一段落ついた頃には、再就職をお考えとのこと。仮に、その日を待たずマイホームに着手するなら、月々の積み立て分を全て住宅ローン返済に回すことになる可能性大です。この場合、共働き開始までは金融資産の増強は一時ストップする覚悟が必要ですね。

一方、共働き開始のめどが立つまでは、存分に社宅の恩恵に預かりながら資産形成を進めていくという選択肢も。こちらの方がより現実的ではないかと思います。とはいえ、不動産価格や建築価格高騰の折、またこの先、住宅ローン金利の上昇も想定される中、決断のタイミングは大いに悩ましいところですね。建築を希望されているエリアは、職場から離れた場所になるそう。通勤時間や育児サポートの環境など、金銭面以外の要素も十分に織り込んで検討されてくださいね。

最後に、生命保険が医療保障のみという点が気になりました。お子さんが小さく専業主婦、社宅にお住まいということで、夫に万一の際は非常に厳しい状況が想定されます。大至急、しっかりとした死亡保障を用意されますようお勧めします。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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