干支「午」の置物｜まるでチェスのナイト！白が映えるつややかな磁器【くまもと手づくりCollection】

ライター直が見つけた、風土や歴史の中で生まれ、伝統を守り続けている工芸品や、”今”を感じさせる手づくり品などを紹介していきます。 （随時掲載）

#089 干支の置物／天草市

来年の干支、「午（うま）」をかたどった置物が、「高浜焼寿芳窯」に登場しています。天草陶石を使った磁器ならではの質感で、とてもつややか。筋肉質の足腰や跳ね上がった前足もリアルで、いななきとともに今にも駆け出しそうです。新しい年が飛躍の年になりそうな予感がします。

松竹梅や青海波紋が描かれたタイプもあります。鋳込み成形の技法で作られ、1300度で本焼きした後に上絵付け職人の入部愛美（めぐみ）さんが一つ一つ丁寧に描きます。色を定着させるためにさらに焼成。触れてみると絵柄の部分はふっくらとしており、腰の辺りには小さな千鳥も描かれていてとてもキュートです。「一年を通して飾ってもらいたい」と入部さんは話します。

取材先

高浜焼寿芳窯（天草市高浜南598）

問い合わせ

高浜焼寿芳窯

TEL	0969-42-1115（平日8時〜17時。土・日曜、祝日9時〜16時30分）

インスタグラムでも作品を紹介しています。

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