苔玉(こけだま)の作り方と飾り方|初心者でも簡単!お手入れ方法まで専門家が解説

「苔玉(こけだま)」は、植物の根を土で包み、外側を苔で覆った球状の植物アートです。
江戸時代発祥の日本の伝統技法で、現代の和・洋どちらのインテリアにも馴染むシンプルな美しさが魅力。ガラス容器に入れたり、ひもで吊るしたりと、飾り方も自由自在です。
植物や土に触れる時間は心を落ち着かせ、ストレス緩和にも役立つといわれています。 苔の新芽や植物の開花・紅葉など、季節ごとの変化も暮らしに喜びをもたらしてくれます。
この記事では、苔玉講師・テラリウムクリエーターの浦 智樹さん監修のもと、 初心者でも失敗しない苔玉の作り方から飾り方、日々のお手入れ方法まで詳しく紹介します。


浦 智樹さん
苔玉の飾り方6選
吊るして空間のアクセントに
吊るした苔玉は場所を取らず、視線の高さで緑を楽しめるのが魅力。棚や床を使わないため配置の自由度が高く、空間に奥行きが生まれます。


キッチンの緑が、心を整える
苔玉をキッチンに置くと、食事の支度や片付け中に視界にグリーンが入り、慌ただしい気分を落ち着かせてくれます。


狭いスペースにはミニ苔玉を置いて有効活用
苔玉は鉢植えよりもコンパクトで、狭いスペースでも楽しめるのがメリット。ミニ苔玉を置くだけでも空間に広がりを感じられます。


苔テラリウムで自分らしさを表現
ガラス容器などの中で、苔や植物を育て、緑を楽しむ「苔テラリウム」。石やフィギュアなど好みのオブジェを入れて、自分だけの世界観をデザインしましょう。


流木と組み合わせて、和の趣に
和の器や自然素材とも相性が良い苔玉。素朴な質感の流木と合わせると、空間に落ち着いた和の趣が生まれます。自然素材同士が引き立て合い、和室の存在感あるインテリアに。


玄関の明るく風通しのよい窓辺に
苔玉を置くのに玄関などの明るく風通しの良い窓辺は最適。ただし、寒さに弱い植物は冬場の冷気に当たらないよう気を付けて。


苔玉はどうやって作る?初心者向けの手順を専門家が解説
苔玉の作り方はさまざまです。今回は、初心者でも作りやすく、植物も育ち、苔玉が長持ちする方法を教えてもらいました。


挑戦したのは


準備するもの






道具
- 金具フック
- 排水口ネット
- 黒糸(ポリエステル製・5〜6m)
- 麻ひも
- ビニール手袋
- お椀
- 割り箸
- スプーン
材料(苔玉1個分)
| 苔(今回はシノブゴケ) | 土玉が隠れる程度 |
|---|---|
| 土(植物用培養土) | お椀(わん)1杯分 |
| 植物(テーブルヤシ、ナンテン) | 1本 |
スタート
お椀に排水口ネットをかぶせ、土をお椀の1/3ほど入れる


ポットから植物を取り出し、根の周りの泥を割り箸で軽く落とす


お椀に植物を入れ、土をお椀の半分くらいまで入れる


土が根の隙間に入り込むよう割り箸でほぐす


お椀の8分目まで土を足し植物の株元(根っこの上)をネットごと麻ひもで結ぶ


土玉を手のひらに乗せ、泥団子を作る要領でぎゅっと固める


土玉が固まったら、余ったネットの上部を下へ折り返す


ネットをかぶせた土玉を苔で覆う。最初に広く覆い、隙間に少しずつ苔を足していく


黒糸で苔を固定。縦横に交差するように全体を巻き、土が見えている部分があれば苔を足しながら巻き込む


黒糸を全部巻き終えたら、糸の端の金具フックを苔玉に刺して固定


完成


「思っていたよりも簡単にできました♪」(寛子さん)。
「苔がふわふわで気持ちよかった」(恋都さん)


よくある質問
Q. 苔玉はどのくらいの頻度で水やりが必要ですか?


A. 苔玉が軽くなったら水やりのサインです。
夏は2〜3日に1回、冬は4〜5日に1回が目安。
水をためたバケツに5〜10分、ドボンと浸す「どぶ漬け」が基本です。
Q. 苔玉の日常的なお手入れ方法を教えてください。
A. 苔の表面が乾いたら、霧吹きで湿らせてください。
伸び過ぎたり茶色くなったりした苔は、はさみでカット(剪定)しましょう。
カットした部分からは、下から新しい苔が生えてくることもあります。


Q. 苔玉の苔が茶色くなったらどうすれば良いですか?
A. はさみでカットしてください。
下から新しい苔が生えてくることがあります。
Q. 苔玉に向いている植物は何ですか?
A. 観葉植物(テーブルヤシ、シェフレラなど)や雑木(ナンテンなど)が育てやすくおすすめです。
Q. 苔玉はどこに置くのが最適ですか?
A. 明るく風通しのよい窓辺が最適です。
ただし、冬場は冷気に当たりやすい窓際を避けてください。
詳細はここから




















