がんの薬物療法に大切なサポート【医療従事者によるリレーエッセー】

暮らしに役立つ熊本の医療情報をお届けします。
監修/公益財団法人肥後医育振興会
目次
慈愛の心 医心伝心 vol.144
がんの治療に使われる薬は、細胞障害性抗がん薬、分子標的薬、ホルモン療法薬、免疫チェックポイント阻害薬の4種類です。私が※認定がん医療ネットワークシニアナビゲーター(以下「がんナビ」)の資格を取得した2019年、分子標的薬(免疫チェックポイント阻害薬を含む)は約70品目でした。その後、がんゲノム医療などの研究が進んで新しい薬がたくさん開発され、今では130品目に近づいています。これらの新しい薬の効果を十分に発揮させるためには、患者・家族・医療従事者の連携とサポート体制の整備が必要です。
今年度、私が「がんナビ」として力を入れたのは、がんの薬物療法を受けておられる患者・家族の皆さまへの「熊本県版がん情報冊子2025」の配布です。この冊子には、がんの相談窓口・診断・治療・緩和ケア・在宅療養支援・県の補助事業・サロン・患者団体などが記載されており、がん相談窓口の利用方法の説明や補助事業・高額療養制度について解説してあります。
お会いできた患者・家族の方には、簡単な説明を加えて冊子をお渡ししています。がん拠点病院には必ず置いてあります。一度、手に取って読んでみてください。
がん拠点病院でがんの治療を受けながら、かかりつけの医療機関で慢性疾患などの診療を受けている患者・家族の皆さま、「大丈夫かな」「心配だな」と思うことがあれば、「がんナビ」にご相談ください。最適な窓口を紹介いたします。


認定がん医療ネットワーク シニアナビゲーター
近藤 元三さん





















