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子どもの気になる癖 指しゃぶり・爪かみの対応法【子育てラボ】

子どもの気になる癖 指しゃぶり・爪かみの対応法【子育てラボ】

目次

[VOL.570]知る・学ぶ

子どもが無意識にしてしまう「指しゃぶり」や「爪かみ」。「やめさせたいけれど、放っておいても大丈夫?」と悩む親御さんが多いようです。東町グラン歯科(熊本市東区)小児歯科医・甲斐仁美さんにお話を聞きました。

教えてくれたのは

どうしても改善しない場合は、かかりつけの歯科医院に気軽に相談を。

東町グラン歯科日本小児歯科学会認定専門医 甲斐 仁美さん
東町グラン歯科日本小児歯科学会認定専門医
甲斐 仁美さん

始まる時期とやめるタイミングは?

指しゃぶり

1歳半~2歳ごろに始まることが多く、不安を和らげたり安心感を得るための行動。必ずしも悪影響ばかりではなく、口の発達に良い面もあります。ただし2~3歳を過ぎても続くと歯並びやかみ合わせに影響することも。3歳ごろを目安にやめられると安心です。

爪かみ

小学校低学年に多くみられる癖。衛生面や歯のためにも、できるだけ早めにやめたい習慣です。

どうしてやってしまうの?

心理的な要因が大きいようです。不安・緊張・イライラのはけ口である場合や、手持ちぶさたで無意識にしてしまうことも。「どんな場面でしているか」を観察し、原因に合わせた改善策を取りましょう。

 心理的な要因が大きいようです。不安・緊張・イライラのはけ口である場合や、手持ちぶさたで無意識にしてしまうことも。「どんな場面でしているか」を観察し、原因に合わせた改善策を取りましょう。

おうちでできる対策

(1)安心感を与える

不安が背景にある場合は、会話やスキンシップを大切に。

(2)手をふさぐ工夫

テレビを見ている時などは、ぬいぐるみを抱っこさせる・手を握るなど指が口に行かない工夫を。

(3)生活リズムを整える

睡眠不足や食生活の乱れは気持ちの不安定さにつながります。外遊びも効果的で、体を動かすと食欲が増し、よく眠るようになります。

(4)理由を伝える

「歯並びが悪くなるよ」「ばい菌が入るよ」と年齢に合った言葉で伝えるのも有効。絵本の力を借りるのも◎。

[注]気をつけたいこと

強く叱るのは逆効果。こっそりやったり、反発したりすることもあります。「今、指しゃぶりしてるね」と優しく声をかける程度にとどめ、やっていない時には「最近、頑張っているね!」とほめるのもよいでしょう。

強く叱るのは逆効果。こっそりやったり、反発したりすることもあります。「今、指しゃぶりしてるね」と優しく声をかける程度にとどめ、やっていない時には「最近、頑張っているね!」とほめるのもよいでしょう。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

子どもの気になる癖 指しゃぶり・爪かみの対応法【子育てラボ】

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この記事を書いた人

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