VOL.471[知る・学ぶ]

意外と多い子どものアタマジラミ。子どもが頭や耳の後ろをかゆがったり、髪の毛に白い粒のようなものが付いていたりしたら注意が必要です。アタマジラミを見つけたときの家庭での対処法などを熊本市生活衛生課に教えてもらいました。


アタマジラミって?

アタマジラミは人間の頭髪に寄生する虫で、頭皮から血を吸い、かゆみや湿疹を引き起こします。季節を問わず発生し、卵→幼虫→成虫の順に成長します。卵はヘアキャスト(フケの一種)に似ていますが、アタマジラミの卵は髪の毛にしっかりとくっついているので、簡単には取れません。


感染経路は?

頭髪の接触や、タオル、くしなどの共用でうつります。子どもは集団で遊んでいる時やお昼寝時などに、友達同士で頭や髪をくっつけてしまうことが多く、アタマジラミがうつりやすいのです。不潔にしていたらうつるというものではなく、アタマジラミは、接触の機会があれば誰にでもうつります。


アタマジラミの対処法

駆除方法01 洗髪と梳(す)き取り

成虫・幼虫は、シャンプー時にブラッシングしながら洗い流して駆除。卵は、髪にコンディショナーを適量付け、目の細かい専用の「梳きぐし」を用いて髪の根元から卵を梳き取り除去します。

梳きぐし

梳きぐし

駆除方法02 薬剤の使用

市販の専用駆除剤(パウダータイプ、シャンプータイプ)を使用して駆除します。製品に表示された使用方法をよく読んで使ってください。たいていの場合、10日ほどで除去できます。
※薬剤耐性などにより、効果が見られない場合は、駆除方法01で様子を見ます。

アタマジラミは皮膚症状がなければ、病院を受診する必要はありません。

定期的に子どもの髪を確認して

血を吸われると頭にかゆみが出ます。子どもが、頭(特に耳の後ろ・襟足周辺)をよくかいていたら要注意です。

感染拡大予防も忘れずに

・家族の髪もチェックしよう
・タオル、くしなどの共用をやめ、枕カバーやシーツは毎日洗濯
 ※洗濯前に60度以上のお湯に5分以上浸けて。乾燥機にかけるのもお勧め。
・周りに広げないために保育園・幼稚園や学校に連絡する
 ※通常、出席停止の必要はありません。