VOL.483[知る・学ぶ]

「腕振り」と「スタート姿勢」を改善することで、ぐんとタイムを縮められる「かけっこ」。そのポイントと練習法を熊本県スポーツ振興事業団・ミズノグループの大野紗由稀さんに聞きました。

POINT1 腕振り

最も改善しやすいのは「腕振り」です。肘を90度に固定し、大きく後ろに引くイメージで動かしましょう。肘を後ろに引くと自然と脚が前に出ます。肘を曲げずに伸ばしたり腕を横に振ったりすると、バランスが崩れて力みやすくなってしまいます。また、手をギュッと握ると肩に力が入ります。軽く握るかパーで走りましょう。

肘を後ろに引いて、90度に固定している

肘が曲がっておらず、伸び切っている

家庭での練習方法は…

親が子どもの後ろに立ち、子どもが通常肘を引く高さより少し上に両手のひらを広げます。子どもは肘が親の手のひらに当たるように腕を振り続けます。子どもは前傾姿勢にならないよう、直立したまま行ってください。


POINT2 スタート姿勢

直立し、前に倒れ込んだときにとっさに出る足が「利き足」です。利き足で1歩目を蹴り出すと素早いスタートに。利き足を後ろに引き、胸を張って前傾姿勢を取り、もう片方の足に体重を乗せるのが理想のスタート姿勢です。

【理想のスタート姿勢】
・「利き足」は後ろに
・前に出ている足に体重を乗せ、利き足のかかとは浮かせる

家庭での練習方法は…

体育座り、あおむけ、うつぶせなどさまざまな姿勢から「よーいドン!」で素早くスタートする遊びにチャレンジしましょう。理想的なスタート姿勢が少しずつ身に付きます。

注意点

走る前には必ず準備運動やストレッチを
かけっこの練習をするときは、けがを防止するために必ず準備運動を。保護者も一緒に走る場合はストレッチも忘れずに。「昔は速かった」と過信せず、今の自分の運動能力を把握しておきましょう。


教えてくれたのは

熊本県スポーツ振興事業団・ ミズノグループ
大野 紗由稀さん

大切なのはリラックスして走ること。昨年より速くなっていれば大きな成長です!