8月の作品:お題「雷」
思春期の かみなり小僧 鳴り潜め
カミナリに 撃たれたような 一目惚れ
雷が 降りると言った 受験親
教室に 雷落ちて いた昭和
雷鳴の 時だけ女に もどる妻
遠雷に 送られ向かう 左遷の地
磯野家の カミナリ助け フネが来る
最高潮 雷光り 無我の境
雷の 悲鳴が教える 温暖化
雷鳴に 取り込むさっき 干した服
朝帰り ピカッと雷 妻照らす
落雷で 停電パソコン データ消え
この夏は 出番多過ぎ 雷神様
雷も 猛暑日続き バテている
虎パンツの 雷もどき 5歳の子
雷鳴や ゲームの子等を おしゃべりに
雷や びびりの子等を 黙らせる
馴れ初めは 雷雨通過の 下通り
デカすぎる 闇夜に光る ショータイム
雷も コロナに罹り 5日寝る
気を使う 妻の地雷を 踏まぬよう
黄白ピンク 花火に負けぬ 万華鏡
親父さん 雷やめて イクジイに
夏祭り 子供けちらす 稲光り
設置請う 部長の怒り 避雷針
孫が聞く 雷パパは いないよね
気をつけろ 雷落とし パワハラに
雷で ビキニ美女が みな消えた
今も尚 カミナリ族に 打つ手なし
雷も 闇バイトにも 打つ手なし
雷を ママに落とされ しょげるパパ
目が覚める 朝の雷公 大暴れ
あの頃の カミナリ族も もう八十路
雷鳴に クモの子散らす 草野球
絵日記に カミナリあとの 虹の橋
幼な子を 乳房でくるむ 避雷針
雷鳴の 止むまで独占 彼のうで
轟音に 犬が家中 駆け回る
突然の ピカゴロドカン 息をのむ
台風と 妻の地雷に 要注意
今日もまた 妻の雷 愛のムチ
夕立の 雷冷気 連れてくる
落としたい 雷ぐっと 上司耐え
雷鳴に 少女の悲鳴 街を切る
雷鳴に アッと驚く 為五郎
子かみなり 親かみなりの 音に泣く
雷の 姿は光 顔見たい
二次会へ 我が家の方面 稲光り
エコのため 雷様も Tバック
雷も 落としどころが あるみたい
線状に 便乗しない 頑固もん
雷の 過去を忘れて 父も老い
今日の妻 雷落とす 予感あり
雷鳴の 夜のおかげで 今の妻
雷を 親父に落とす 山の神
親父から 落ちる雷 怖かった
ヘソクリを 妻が嗅ぎ付け 雷(らい)喰らう
恐いもの 地震雷 火事ワイフ
雷で 泣いた若妻 鬼嫁に
墓参り 帰路に雷 父の礼
雷も 今日はお休み 墓参り
身なり要ら ずの雷な つバテなし
母諫め 父の雷 不発弾
雷を 落とした父も 天国に
雷で 直ぐに浮かんだ 亡き親父
稲光 見えて解散 爺セプン
雷が 好きな人って いるのかな
遠雷が 聞こえてやめる 立ち話
戦いも ダラダラダラと もうやめて
蜘蛛の子を 散らす雷 盆踊り
夕立に おへそ隠して 蝉しぐれ
雷も マナーモードで 人気者
雷だ 亡父の声が 懐かしい
爺になり 祖父の雷 思い出す
孫ができ 祖父の雷 ノスタル爺
夏帰省 やって来ました 孫雷雨
癒やされる 寝顔の翌日 また雷
カミナリを 気にもとめずに 笑う子よ
我々も お盆は鳴りを 潜めてる
へそくりを 我が家の雷 奪い去る
時折に 雷神となる 妻を畏怖
妻の機嫌 見ながら唱える くわばらと
雷は 今日もプールを 眺めてる
雷は セパレートより ビキニ好き
雷は でべそのビキニ 惹かれます
雷は でべそ目掛けて 突進す
雷は 今日もでべそを 狙ってる
ご多分に 漏れず雷 高齢化
かみなりを 落とされ辞める 新人よ
飲み過ぎて 子にカミナリを 落とされる
時として 雷落とす お父さん
カミナリに ビビるカツオと 泣くワカメ
磯野家へ また雷が 落ちている
遠雷を あてに飲んでる ハイボール
カミナリは パワハラですか 愛ですか
かみなりも へそ出しルック 目をおおう
また落ちた 妻のイライラ オレのせい
雷鳴で 逃げ込む蚊帳が ノスタル爺
恐かった 雷父も 音無しく
還暦で 雷やめて 家事親父
落雷は 夢から覚ます 右往左往
雷は 前途不明か コース無し
雷は 家にもこもる 女房かな
落雷は 気ままに落ちる 浮気雷
雷鳴も 六尺玉に 尻込みす
ニップレス 貼っておへそを 隠してる
昭和去り 雷も去る 親父から
妻を見て 稲妻の意味 納得し
ヘソよりも アタマ隠して 髪守る
この頃は 雷控え エコロ爺
雷に 助けを借りた 夏の恋
雷の おかげ飲み屋に 避難中
雷は きっと女性だ 妻を見る
本物の 雷鳴に父 黙り込み
そと雷雨 旦那はウチで ゴーロゴロ
おふくろは 一家を守る 避雷針
雷だ お札を臍に 貼っておく
雷が お忍び車中 照らす野暮
雷に BSドラマ ジャックされ
雷め 何で今日だよ 皮肉にも
雷の 落とし加減に 悩むパパ
雷鳴が してもひと雨 降りきれず
雷が 雷親父と ハーモニー
富士の山 ご雷光より ご来光
落雷は スマート社会の 泣き所
雷は 雷親父 より怖い
カミナリも 古女房にゃ 落ち切らん
雷は パパが男を 上げる時
カミナリ族 暑くて鳴りを 潜めてる
雷に これはチャンスと でべそ出す
暑すぎて かみなり雲が 役立たず
へそじゃなく シミ・シワ持って 行けと妻
雷は 平気な君と 雨やどり
雨宿り 少し早めて 待つ時雨
雷を 落とした父の 眼に涙
雷鳴に 妊婦耳より 腹押さえ
雷鳴も 懐かし父の 三回忌
ミサイルも 吸い込んでくれ 避雷針
雷に 様つけ父には 敬語なし
夏空に 花火と雷 ジャムセッション
雷が 妻に似ている 娘の絵
しがみつく むかしは妻が いま妻に
雷さん ボクおりこうに しているよ
雷の おかげ居酒屋 一休み
雷光から 音速掛けて 距離をだす
乙女達 ヘソだし変えぬ 雷雨の日
日曜日 カツオと一緒に 正座する
買い立ての 家電が壊れて 恨み節
身を寄せて おびえる姿 懐かしい
いつまでも 元気な雷 おやじさん
火花散り 地雷埋め合う 夫婦仲
踏み場ない 妻の地雷が 多すぎて
雷は おヘソのピアス 狙ってる
かみなりの 子どもが太鼓 地に落とし
母の怒り ゲリラ雷雨 うわまわり
平和ボケ パパの雷 まず落ちぬ
サンダーと 呼ばれ雷鳴 粋な音
雷に 頑固おやじを 懐かしむ
雷と 想えば妻が 掻くいびき
カミナリの 音に合わせて 放屁する
カミナリと 云われた親父 今いずこ
雷に 狙われリスク オレ出臍
雷鳴に ヘソを隠して 逃げた過去
恐ろしい カミナリワイフ 家の主
子育てに 落とす雷 にも涙
雷が 消えて外れて しまう箍
暑すぎて かみなり雲が 集まらぬ
愛ちゃんに 雷落とす 正義感
蚊帳の中 震えた昔 あったよな
夕立に 期待をかける この暑さ
雷は サンダーよりも 音がいい
雷が 鳴った時だけ パパ人気
雨乞いを しても雷 暑気あたり
雷が 太鼓叩いて 指にマメ
雷雨でも 臍出し止めぬ 令和っ子
ピカッドン ゲリラ雷雨の 凄まじさ
臍おさえ 蚊帳に逃げ込む 少年期
「静粛に」 でも雷は 黙らない
遠雷が 近雷になる クレシェンド
ゴロゴロと ゲリラとゲリの 空と腹
雷も 熱中症も 鳴り響き
雷(イカヅチ)に 金槌(カナヅチ)の俺 臍(ヘソ)隠す
光の矢 ショーヘイに負けぬ ショータイム
地の果てまで とどろき渡る シンフォニー
雷神の 大地震わす 光ダンス
雷が 大地へトライ フォルティシモ
暗闇に 光ダンスの ショータイム
放電と わかっちゃいるが ヘソ隠す
雷も 親方になる 大相撲
カミナリを ハラスメントが 自粛させ
雷に 干した布団が 気にかかる
雷を 落として上司 嫌われる
ケンカ中 子はかすがいの 避雷針
大丈夫 ヘソは脂肪で 隠せてる
雷神も ビビる息子の へそピアス
雷鳴で 蚊帳に逃げ込む 昔の子
孫の前 雷父も デレデレに
恐いのは 地震雷 火事ワイフ
怖いもの 地震雷 火事おやじ
仕事辞め 雷父が 家事親父
雷の 1億ボルト 再利用
オヤジより 落ちたら怖い オフクロよ
雷神が 岸田政権 喝入れる
最近は 雷落とす 親父見ぬ