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華月園(かげつえん)・宇城市松橋町|70年間続く老舗中華料理店でいただく酢豚ランチ

70年間続く老舗中華料理店でいただく酢豚ランチ

最近よく耳にする町中華というワード。和食や洋食の定番の定食もいいけれど、中華が無性に食べたくなることってありますよね。

酢豚や坦々麺、油淋鶏など聞いただけでお腹が減ってくるメニュー、そんな町中華のお店が宇城市松橋町にあります。

今回は、3代にわたり70年以上続く町中華のお店『華月園』で酢豚セットを食べてきたのでご紹介します。

目次

創業70年の歴史を持つ町中華の名店

華月園の外観

宇城市松橋町にある「華月園」は、1953年(昭和28年)に創業した老舗の中華料理店。

駐車場は広く敷地内に停めることが可能です。

3代目の店主が営むこのお店は、昔ながらの町中華の魅力をそのままに、長年地元の人々に愛され続けています。

現店主は大学卒業後、熊本と東京を行き来しながら東京の名店で修行を重ね、その技術を華月園の味に生かしています。

「華月園」はランチだけでなく夜も営業しており、大人数での宴会にも対応しています。

円卓を囲んで賑やかに食事を楽しめるので、家族の集まりや会社の飲み会にもおすすめです。

歴史を感じさせる店内の雰囲気

華月園の内装

店内に足を踏み入れると、70年の歴史を感じる中華風の装飾が目に入ります。

華月園の内装

小上がりの座敷とテーブル席が用意されています。

座敷には定番の円卓があり、回転台に料理を載せて円卓を囲む全員に料理が行き渡るようになっています。

華月園の内装

他にも大人数利用できる宴会場もあり、この日は年度末で夜には40人の総会が行われていました。大小さまざまなシーンで利用できるのが魅力ですね。

リーズナブルなランチメニューのラインナップ

華月園のメニュー

ランチメニューは定番の酢豚セットやエビチリセットなどリーズナブルなラインナップで、どれも食べたくなるメニューです。

取材時は岡山県邑久(オク)産のカキフライとカニクリームコロッケが季節限定で提供されていました。

季節により上二つのメニューは変わりますが、定番のメニューは常時提供されているとのことです。

70年間変わらない「酢豚」のこだわり

華月園の酢豚セット

今回いただいたメニューは『酢豚セット(900円)』です。

創業以来変わらない味付けで代々受け継がれてきたタレで味つけられた酢豚です。特に、店主がこだわる独自の調理法が特徴的です。

華月園の店主による酢豚の独自の調理法
  1. 厳選したブロック肉を仕入れ
  2. 丁寧な血抜き
  3. 一口大にカットした後、再度血抜きを行う
  4. じっくりと素揚げ
  5. タレを絡める
  6. もう一度揚げる(二度揚げ)

この工程により、一口サイズに切ったあと、もう一度、しっかり血抜きを行ったことでクセのない味を実現できるそうです。

秘伝のタレの酢豚をいざ実食

華月園の酢豚

70年以上受け継がれた酢豚のタレは、甘みと酸味のバランスが絶妙。まろやかでやさしい味わいは、後引く美味しさで一口、もう一口と夢中になって食べてしまいました。

酢豚の豚肉は、二度揚げされているため、タレに絡んでもサクサクとした食感。

この独特の食感が病みつきになり、リピーターとして何度もお店を訪れて注文するお客さんもいるのだとか。

酢豚の中にきゅうり!?

華月園の酢豚に入っているきゅうり

酢豚をよく見てみると、なにやら緑色の野菜が入っています。

「酢豚にピーマンは王道だよなあ」と思いつつ箸をつけてみるときゅうりでした!

「酢豚にきゅうり?タレに絡めるときゅうりの食感はどうなるの?」と思う方もいますよね。

実は、酢豚にきゅうりは合うんですよ。タレに絡んでもきゅうりのシャキシャキとした食感が残り、きゅうりの風味とタレの甘みが絶妙にマッチするんです。

酢豚にきゅうりを入れるイメージがない方は華月園に行き、ぜひご賞味ください。酢豚のイメージがガラリと変わるはずです!

店主が仕入れた松橋産の野菜の数々

華月園の酢豚の玉ねぎ

酢豚セットに使われている野菜は、店主が宇城市松橋町の市場からセリで落として仕入れた野菜。

宇城市松橋町で採れた野菜がふんだんに使われており、酢豚にはきゅうりの他に玉ねぎと人参が入っています。

華月園の酢豚のにんじん

人参は甘くてタレの甘みと人参の甘みが相性抜群です。

華月園の酢豚セットに付いているサラダ

付け合わせのサラダについてる野菜も全て松橋町で採れた野菜です。とくにミニトマトは、酸味が少なく甘みが強くて印象的でした。

ライスとスープはおかわり自由

華月園の定食のライスとスープはおかわり自由

ランチタイムに提供されるライスとスープはおかわり自由

使われているお米は店主の知り合いと直接契約をしており、お米にもこだわっています。

華月園のライス

お米を炊く際の水は水素水が使われており、お米がつぶだってふっくらとした仕上がり。見えないところにまでこだわった店主の想いが伝わってきます。

自分でご飯を盛ることができるので、中には漫画盛りでいただく方もいらっしゃるそうです。お腹いっぱいになるまで食べられるのは嬉しいですよね!

華月園のスープ

スープはネパール出身の料理人が担当されています。

華月園のスープ

この日は、ワカメ・玉ねぎ・大根の食べる野菜スープ。

宇城市不知火町で仕入れた醤油をベースとした野菜スープは、大根と玉ねぎの甘みと醤油がマッチし、さっぱりとした味わいでした。

デザートも絶品!とろとろ濃厚な杏仁豆腐

華月園の定食に付いている杏仁豆腐

最後にご紹介するのが、杏仁豆腐。とろけるような濃厚な口当たりで、ミルキーな甘さが広がる逸品。

杏仁豆腐特有の独特な香りや風味がほとんどなく、アーモンドの風味が際立ちます。料理を食べた後のお口直しにぴったりな、さっぱりとした味です。

華月園のセットを頼むと付いてくる珈琲

ランチタイム中はコーヒーを一杯無料でいただくことができます。杏仁豆腐とコーヒーで中華を食べた後の口の中をリフレッシュしてくれますよ。

まとめ

70年の歴史を持つ「華月園」は、昔ながらの町中華の味と温かみのある雰囲気を大切にしながら、現在も多くの人に愛され続けています。

酢豚をはじめとするこだわりの料理、ボリューム満点のサービス、そして心地よい店内の雰囲気。

どこか懐かしく、何度も訪れたくなるお店です。

宇城市松橋町で本格的な町中華を味わいたいなら、「華月園」を訪れてみてはいかがでしょうか。

華月園の基本情報

住所宇城市松橋町松橋859-1
TEL0964-32⁻1157
Webサイトhttps://k⁻agetuen.com/restaurant/
営業時間11:30~14:00(14:00LO)
17:00~21:00(20:00LO) 
※混雑状況でランチタイムは早く閉まることがあります
休業日なし
50席※他にも宴会場があります。
駐車場30台

70年間続く老舗中華料理店でいただく酢豚ランチ

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この記事を書いた人

熊本の津々浦々で写真撮影を行ってます。
グルメ、文化、芸能など様々なジャンルで熊本の情報を発信中!

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