占い歌謡、”当たるも八卦、当たらぬも八卦”

とかく人間は自分の未来や、生まれ持った運命がどうなるのか気になる生き物らしく、星占いや血液型占い、姓名判断、風水など数え上げたらキリがないほど占いがまん延しています。不思議なもので、今の自分が置かれている状況が幸せだったり、調子いいときにはさほど占いには興味を示さないのですが、逆に不運なことが続いたり、何か大きな悩みなどに直面したりした時には、占いに頼ってしまうことがあります。

昭和の流行歌にもその手の“占い歌謡”とでも言いましょうか、外見や内面から勝手に占った性格分析的な歌詞の歌がありました。ご紹介するレコードは、1970(昭和45)年に発売された「南有二とフルセイルズ」の「おんな占い」。女の人のクセや特徴でその人を占うという歌詞で、当時はまだ血液型性格判断なんて、あまり目にすることがなかった時代でした。歌詞には、「胸に、ほくろのある女は♪好きな男にだまされる」とか、「左にえくぼのある可愛い娘は♪小さなお店のママになる」とか…。どこまで当たるものなのかは分かりませんが、この歌を聴いた直後は、つい女性をそんな目で見てしまっていたことを、少し恥ずかしい想い出として覚えています。

まぁ、しょせん占いは“当たるも八卦(はっけ)、当たらぬも八卦”。あまり気にしすぎるのも良くないのかもしれません。ちなみに私は昔、姓名判断で将来大物になると言われましたが、その将来はいつやって来るのか、いまだ確認できていません。

嶋田宣明

※今回紹介したレコードは7月25日(火)放送のFM791「昭和名曲堂コモエスタ辛島町」(16時~18時55分)で放送される予定です。

しまだ・のぶあき/1951年生まれ、熊本市出身。東京のデザイン会社でコピーライターとして社会人デビュー。帰熊後、広告代理店でコピーライター&プランナーとして活躍。現在はFM791「昭和名曲堂コモエスタ辛島町」(火曜・16時~18時55分)、RKKラジオ「昭和歌謡大作戦」(日曜・20時~20時55分)の選曲家、パーソナリティーを務め、幅広い年齢層に昭和の曲を届けている。

「南有二とフルセイルズ」の「おんな占い」

「南有二とフルセイルズ」の「おんな占い」