コロナ自粛で回ってきたバトン 自分を変えた一枚は?

ここのところSNSなどで話題なのが、いろんな「バトン」。本だったり、いけてる時の自分の写真だったりとそのバトンもいろいろ。私のところに回ってきたのは、「人生を変えたレコードとでも言うべき10枚」の選出でした。STAY HOMEで家にいる時間が長くなると当然、音楽を聴く時間も長くなり、さまざまな発見があったりするメリットも。という訳で、自分に影響を与えたレコードを考えてみると、いろんな節目にその時を反映した音楽が存在したことに改めて気付かされました。

周りの大人が聴いていて、そのまま何の疑問も抱かずに流行歌を聴いていた幼少期。友人のお兄ちゃんが聴いていたアメリカのポップスに衝撃を受けた小学生時代。ギター片手にバンドに夢中になった中学生時代。ビートルズに生き方まで影響された青年時代。ラジオで番組をやるようになった今でも、まだまだ新鮮な驚きにあふれた音楽と出合うことで、聴くことの楽しさを日々更新しています。

今回ご紹介するレコードは、80年代初頭、YMO(イエローマジックオーケストラ)の「増殖」というアルバムの曲間に登場し、それまでの笑いの質を180度変えてしまったスネークマンショーというユニットのシングル盤。彼らの「咲坂と桃内のごきげんいかが1・2・3」は、日本初のラップといわれた先鋭的な音楽で、シニカルな笑いや物まねなどで、大人から子供にまで影響を与えた1枚だったのです。私のお笑いレコードの収集は、ここから始まったと言ってもいいですね。

※今回紹介した曲は5月19日(火)放送のFM791「昭和名曲堂コモエスタ辛島町」(16時~18時55分)で放送する予定です。

しまだ・のぶあき/1951年生まれ、熊本市出身。東京のデザイン会社でコピーライターとして社会人デビュー。帰熊後、広告代理店でコピーライター&プランナーとして活躍。現在はFM791「昭和名曲堂コモエスタ辛島町」(火曜・16時~18時55分)、RKKラジオ「昭和歌謡大作戦」(日曜・20時~20時55分)の選曲家、パーソナリティーを務め、幅広い年齢層に昭和の曲を届けている。