道路が好きなKumarismのメンバー・Fuyaが、国道57号についてマニアックな視点で語ります! 道路に関心がある方も、そうでない方も、どうぞお付き合いください!
Fuya

大分出身、熊本が大好きすぎる文学部1年男子。暇があれば一人で探検することも。野望は県内全45市町村制覇。


三角から熊本市へ! 熊本ならではの信号機の謎に迫る

国道57号は、大分市から熊本県を通って長崎市に向かう国道です。
 
今回は、宇城市三角から熊本市南区近見までの区間を走りました。

世界遺産・三角西港へ

前回紹介した、国道57号の熊本側の終点・三角港から、熊本市方面へ向けて57号を走っていきます。(前回の記事をまだ読んでいない方はこちらから

明治時代のレトロな建造物が残っていて、とてもおしゃれな空間でした!

飲食店などもあるので、天草ドライブの際にぜひ立ち寄ってみてください!

さて、57号に戻りましょう。

↑こちら公衆電話ボックスなんです!


全国的にも珍しい!?黄色が3つ並んだ信号機を発見!

宇土市に入り、赤瀬という地区を走っていると、対向車線側にこんな信号を見つけました。
 
黄色が3つ並んだ「信号注意」の信号機です。左右の電球が交互に光ります。
 
熊本県内ではよく見かける信号だと思いますが、実は他県では、このように、黄色が3つ並んだ信号はめったに見られません!    
 
もちろん、僕の出身地・大分でも見かけたことがないので、昔から、このタイプの信号機を見ると、「熊本に来たな」と感じていました(笑)。

では、なぜ熊本県では、全国的に珍しいタイプの信号機が設置されているのでしょうか?

熊本県警察本部へ直撃取材!

この疑問を解決すべく、信号機の設置や管理をしている熊本県警察本部を訪ねました。
 
お話を伺ったのは、交通部交通規制課の笹原維俊さんと岩崎義博さんです。
 
道路にはさまざまな場所に信号機が設置されていますが、その中には、カーブを曲がった先や、坂を上ったり下ったりした先に設置されていて、遠くから分かりにくいものもあります。
 
その場合は、ドライバーへの注意喚起を促して事故を防止する必要がありますが、注意喚起の仕方については決まりがないため、各都道府県警察が、独自に注意喚起のための表示を決めているのです。

例えば、僕の地元・大分では、信号注意の信号はありますが、黄色電球は1個しかありません。その代わり、写真のように警戒標識が併せて設置されているのが特徴的です。
 
また、神奈川県や愛知県、大阪府などでは、並んだ2つの黄色電球が交互に光る信号機が見られます。さらに、高知県では、熊本県と同様の黄色電球が3つ並んだ信号機が設置されているようです。

▲大分の信号注意の信号機

黄色が3つ並んでいる理由

では、なぜ熊本県では、「黄色が3つ並んだ」信号機が用いられているのでしょうか。
 
これには、いくつか理由があるそうです。
 
一つは、黄色信号が交互に光ること、また、2つの黄色信号が光ることで、目立ちやすくなるので、ドライバーに対し、「この先に信号機がある」ということをより早く、正確に伝えることができるから、という理由です。
 
また、万が一、片方の電球がつかなくなってしまっても機能できるから、などといった理由もあります。(ちなみに、真ん中の黄色の電球はダミーで、光ることはありません!)

信号注意の信号が減っている?

そんな信号注意の信号ですが、実は最近数が減っています。
 
その理由の一つに、信号機のLED化があります。
 
従来の電球式の信号に比べて、LED式の信号機の光は見えやすくなったので、遠くからでも信号機の存在を認識しやすくなり、信号注意の信号を設置する必要性がなくなった箇所では、撤去されているそうです。
 
また、今回見つけた信号機は電球式でしたが、信号注意の信号もLED化が進んでおり、電球式のものは貴重になってきています!
 
今回紹介した信号は熊本市から天草・三角方面に向かう車線に設置されているので、通る機会がある方はちょっと意識して見てみてくださいね!

さあ、近見まで急ぎます(笑)。


新しい道路発見!

宇土市の網田地区を走っていると、建設中の道路が見えました。
 
「熊本天草幹線道路 宇土道路」と書いているのがお分かりいただけますか?
 
この「熊本天草幹線道路」というのは、その名の通り、熊本と天草を結ぶ道路で、従来の一般道のバイパスの役割を果たす高規格道路です。

「宇土道路」は、この「熊本天草幹線道路」を構成する道路の一つで、宇土市の上網田町と城塚町を結ぶ、国道57号バイパスです。
 
宇土道路に並行して走る現在の57号は海のそばにあり、走っていてとても景色がいいですが、波が高くなると通行できなくなります。
 
宇土道路は内陸を走るため、高波の際は、現道の迂回路として機能できるのです。さらに、この道路は自動車専用道路なので、信号がなく、移動時間の短縮にもつながります。


いよいよ熊本市へ!

宇土市松原の交差点を左に曲がると、すぐに熊本市(旧富合町)に入ります。ここから近見交差点までは、57号は国道3号との重複区間になります。

片側二車線の広い道になり、周りには郊外型店舗が多く立地し、雰囲気が大きく変わります。
 
熊本市街地ももうすぐ、というところで今回はここまでです。
 
いかがでしたか?次回は、県内屈指の交通量を誇る、おなじみ「東バイパス」を深掘りしますよ!どうぞお楽しみに!!