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Vol.53 教養教育を300%楽しむ!【熊大生のイマドキヒマドキ?】

熊本の旬な情報を発信しているKumarismのメンバーが、大学生ならではの偏った目線でモノコトを熱く語ります!
Yuki

資格取得のために大学に行く文学部2年。就活の武器を能楽にするか単位数にするか迷っている。


私は大学の授業、特に教養教育が大好きです。しかも「クイズ番組的な知を愛する人間」なので、「行けるものは行く、得られるものは得る」という考え方で、最大で週に25コマ(1日5コマ×5日)中23コマ、詰められるだけ詰めています。

私にとって教養教育は、大学という思いっきり学べる場所で、学費だけを払えば興味ある授業を好きなだけ受けられるカルチャーセンターのようで、さらに「学ぶと単位が取れ、卒業に近づく」という一石二鳥のツールなのです。

時間割がかぶって受けられない授業があると、私はテキストを購入し、自学として読むことによって学んでいます。

未履修の科目のテキストも購入

大学の授業は教養・専門を問わず先生が自著を教材にして授業を進めることがあるので、先生がどういうことを言おうとしているのかがテキストを読んだら分かって、本当に授業の代わりになります。

また、たとえ授業を受けないとしても本の内容について分からないところがある場合、すぐに聞きに行けるという利点があります。特に直接話したことがある先生が書いている本を読むとその方の顔が浮かんで読みやすくなるので個人的に好きです。

私の場合だと「大学で歴史を学ぶ」ことを目的に大学に行っていますが、その過程で卒業のために幅広く学ぶために必要なものが、教養教育。これからも楽しみたいです。

既習・未習問わずこれだけのテキストを買っています

授業を詰め過ぎて疲れる日々

ただ、これだけ授業を詰めると、今年は対面授業がほとんどになってしまったので、当然、「朝早く起きて大学に行く」ことをしなければなりません。

昨年度まではコロナ禍のため、リアルタイムであっても自宅でリモート授業を受けていました。もしくは、授業映像がオンデマンドで配信されていたので「期限までに課題さえ出せば、いつ受けてもよい」授業を、日中の割り当てられている時間に受けずに別のことをやっていました。

これらの授業をいつも18時からのアルバイトが終わって帰ってくる深夜1~2時台からや、深夜ラジオをリアルタイムで一通り聴き終えた午前4時半(これについては高校の時からの習慣でなかなか変えられず、そのため浪人したと思っている)から受けたりしていました。そのため、日中の時間に余裕ができ、その時間に講演会を聴きに行ったり、先生にアポを取って会いに行ったりしていました。

ですが、本年度は授業を詰めた結果、課題は減ったものの「日中の時間が有効活用できなくなる」という問題に直面しています。「行きたかった講演会が授業とかぶって行けなくなる」こともあります。

先生と積極的にコミュニケーション

これだけの本をいただきました

しかし、教養教育を頑張っていると良いことがあります。
教養の必須科目の語学で私は英語以外にコリア語を選んでいます。語学全体が苦手な私は、「日本語の語体系と似ているから」というかなり消極的な理由でコリア語を選んだものの、課題がみんなよりとてもできなかったため、先生に相談したところ、「授業後に質問できるようにしておくこと」「課題にコメントとやり直し箇所の指摘のファイルをつけるので、やり直しまで提出すること」と言われ、それらを頑張りました。
毎回の授業の時に質問をしているうちに先生と親しくなることができ、その先生が退職される際には中国文学に関する著書をたくさん譲り受けました。


最近、私はこの教養教育への熱意を熊大生に還元するために何ができるかということを考えており、大阪大学が作っている「クロバス」の熊大版はどうかと思っています。
これは先輩が1年次の講義のデータを集めたもので、講義の形式など幅広い情報が載っているものです。現に熊大生の中には「いかに楽に単位が取れるか」を中心に履修登録をしている人がいるので、需要はあると思っています。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

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