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Vol.54 エッセーが好き【熊大生のイマドキヒマドキ?】

熊本の旬な情報を発信しているKumarismのメンバーが、大学生ならではの偏った目線でモノコトを熱く語ります!
Hinako

本屋さんに行くと2時間は滞在したくなる文学部2年。社会人になったら本を大人買いしてみたい。


小さい頃から読書が趣味の私、実は小説と同じくらいエッセーが好きです。
小説を読んで面白いと感じた作家さんのエッセーはもちろん、俳優や芸術家、芸人など様々なジャンルの方が書かれたものも読んでいます。

持っているエッセーの一部。 よく読みたくなるページには付箋を貼っています

読むようになったきっかけは、小学生のときに漫画と間違えて同じ著者のエッセーを購入したことです。
せっかく買ったからと思って読んでみると小説や漫画と同じくらい面白く、それ以来図書館や書店でエッセーのコーナーをのぞくようになりました。

エッセーの魅力は、人の心がのぞける、著者のちょっとした裏話を知ることができるなどさまざまですが、私にとっての一番の魅力は「やる気がもらえる」ことです。
エッセーではほとんどの方が、自身の仕事の内容やこれからの目標・野望を書いています。
そのおかげか、やる気がなくなったときにそういった方々の文章に触れることで、「私ももっと何かしたい!」という気持ちになれます。

ちなみに私は何か頑張らなければならないことがあるときには、お気に入りのエッセーのお気に入りのページを読むことに決めています。

ここで、私が特に好きなエッセーの本を3冊ほど紹介したいと思います。

①さくらももこ著『そういうふうにできている』(新潮文庫)

子どもを出産することになった著者が、そのときの心境や、産休で暇ができたことによる日々のゆとりのある生活を書いたエッセー。私はその中でも、「好きを仕事にするのは楽しいだけではない」という内容がとても印象に残っており、自分の将来を考えるとき、この本がいつも頭に浮かびます。

②瀬尾まいこ著『ありがとう、さようなら』(角川文庫)

著者が教師をしていた時代に連載していたエッセーをまとめた本です。
今まで私と関わってくださった先生方がどんな思いで接してくれていたかが少しだけ分かった気がしました。大学に入って担任の先生がいなくなってしまった今、この本を読むたび卒業した学校や先生への懐かしさでいっぱいになります。

③加納愛子著『イルカも泳ぐわい』(筑摩書房)

お笑い芸人の著者の日常の気づきや思い出が書かれており、途中から突然文章が台本のようになったり架空の話になったりと普通のエッセーとは一味違っています。とにかく意表を突いた視点の話が多く、読んだ後はいつも、この著者のような感覚で日常生活を送ってみたいと思えます。

3冊ともこれまで何度も読んできて内容もほとんど覚えているのですが、それでもふとした瞬間に読み返したくなる大切な本です。

これからもたくさんエッセーを読んで、新しいことに挑戦する活力をもらいたい思います。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

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