障害のある人も働ける店をオープン 笑顔“輝(ひかる)”親子カフェ

柔道の道を極めたいと、地元を離れ阿蘇の強豪中に進学した輝さん。2年生の時に頸椎(けいつい)を損傷して四肢麻痺となり、人生が一変しました。自発呼吸ができないまま8カ月間が過ぎ、わらをもすがる思いで福岡の病院に転院。「一生、呼吸器は外せないと言われていたのに、転院からわずか4日で外れたのです。この時、体もいつかきっと動くようになると信じました」とほほ笑みます。

つらいリハビリを経て高校に進学。介助と授業のノートをとるために雄子さんも毎日付き添いました。福祉を学ぶため大学に進学し、社会人枠で入学した母と机を並べて勉学に励みました。

大学4年の時、同じ障害がある先輩が企業訪問に行った際、門前払いに遭った話を聞いた輝さんは、「就職が無理なら、障害者が働ける場所を自分でつくりたい」と雄子さんに相談。卒業と同時に親子でカフェをオープンしました。店名には輝さんの名前と障害者が輝ける場所に、との願いを込めました。「店長として経験を積み、将来は自分の店を持つことが夢です」

Time Schedule

(輝さんの一日)
8:00 起床
   ヘルパーさん合流
   朝食、身支度
   雄子さん到着、出勤
10:00 仕事スタート
16:00 終業、帰宅
   ヘルパーさん合流
19:30 夕食
20:00 英語の勉強
23:30 就寝

池上 輝さん・雄子さん
(輝さん)1989年、北区植木町生まれ。高校を卒業後、母の雄子さんと熊本学園大学福祉環境学部に入学。社会福祉士の資格を持つ親子2人で、2012年「キラキラ・スマイルcafe」をオープン。14年、就労継続支援A型事業所に指定される。同区で1人暮らし。

Information

詳しくはFacebook「キラキラ・スマイルcafe」で検索を。