地震や豪雨被災地を撮り続ける ありのままを記録し未来につなげたい

熊本地震や「令和2年7月豪雨」からの復旧・復興の様子を撮り続けています。災害発生直後から被災地に入り、住民の暮らしを一変させた自然災害の脅威や、再起を誓い助け合って奮闘する人々の姿にカメラを向けてきました。「あの時、何が起きたのか。写真で残すことで、語り継がれる際の役に立つと信じています」

生まれ育った南阿蘇村を拠点に、これまで県内の風景や自然を写真で切り取り、写真集を多数出版。国内外で写真展も開いてきました。熊本地震では、落ちた橋、波打つアスファルトの道路、崩れた山肌など故郷の惨状にがくぜんとしながらもシャッターを切り続けたそうです。豪雨の際は、支援物資を届ける傍ら、泥水に覆われた街や、家財道具が流され建物だけが残る民家など“川津波”の恐ろしさを記録。「その場所に実際に立った写真家として、ありのままを記録し未来につなげたい」

新型コロナの影響で満足に活動できない日々もある中、動画やドローンでの撮影も織り交ぜます。「長期的なテーマとして今後も取り組むつもりです」

Time Schedule

6:50 起床、朝食
8:00 撮影や事務所で写真の整理、写真展の準備など
19:00 家族と夕食 メールチェックなど
23:00 就寝

長野 良市さん
1957年生まれ。阿蘇郡長陽村(現南阿蘇村)出身。83年、日本写真芸術専門学校卒業後、帰熊しフリーの写真家に。2018年、熊本地震を追った写真集「ゼロの阿蘇500日の記録」を、20年「令和2年7月豪雨」を撮影し「ゼロの球磨人吉」出版。同村で家族と暮らす。

Information

写真展「熊本の風景と工芸~前を向く力に~」を8月29日まで県伝統工芸館で開催中

https://spice.kumanichi.com/spice/wp-content/uploads/2021/02/P02-03-1.pdf