日本のグランドデザインを描いた偉人 井上毅の業績と思想を解説した本を出版

明治政府で国の基盤となる「大日本帝国憲法」を起草した井上毅(こわし)。昨年、その業績と思想を解説した「忘れられた天才 井上毅」を出版しました。
「明治から今日にいたるまでの日本の大枠を作ったのが井上毅です。ふるさと熊本の人にさえ忘れられた存在ですが、明治政府随一の天才の功績を知ってほしくて一冊にまとめました」。書き上げるまでに18年かかり、その大部分は膨大な資料を読むことに費やされたとか。「毅が残した論文や講演録、書簡など、法律や外交に関するものばかり。法学は門外漢なので苦労しましたが、素人だからこそ一般の方にも分かりやすく書けると思いました」

井上さんが感じた毅の魅力は、西洋に学んでも決してモノマネに終わらなかったこと。古事記などの古典から日本独自の法則を見いだし、法律に落とし込むことで、日本の文化に合った法体系になったと言います。
「熊本の美しい自然、神仏を敬う心、豊かな経済力が郷土の偉人を育んできました。現代も毅のような人財を輩出できる熊本であってほしいですね」

Time Schedule

5:30 起床
6:30 出勤
19:00 帰宅・夕食
20:00 テレビ鑑賞や読書など
23:00 就寝

井上 俊輔さん
1953年、熊本市生まれ。1982年、熊本大学大学院医学研究科修了後、医学部眼科助手を経て1993年に『いのうえ眼科』開院。診療の傍ら歴史研究にも携わり、「菊池郡市医師会百年史」の執筆や「平成新国体論」を出版。熊本市在住。

Information

「忘れられた天才 井上毅」国書刊行会(3300円)は、市内書店、Amazonで発売中。