規格外品の農産物をサイトで無償提供 独自の発想と行動力で廃棄野菜を減らす

運営するウェブサイトで、会員に規格外品の農産物を抽選で無償提供しています。「食べられる野菜や果物が廃棄される現状を変えたい」

学生時代、野菜不足の自炊生活で体調を崩したことで、「食に関する事業を起こしたい」と考えるように。卒業後、縁があって働いた北海道の青果店で在庫を持たないネット販売にヒントを得て、熊本で農産品の販売サイトを立ち上げます。しかし、「県内外の農家を訪れた時、立派に育った野菜が需給調整のためトラクターでつぶされる現場を目にして胸が痛みました」と話します。

そこで、野菜のネット販売をやめ、野菜を無償提供するサイト「フリフル」を立ち上げます。サイトの収入は主にウェブ上の広告料です。坂口さんの活動がメディアに取り上げられることでファンが増え、今では会員約7万人、提携農家も約100戸になりました。

定期的に開いていたマルシェは、コロナ禍で自粛しましたが、大量の規格外品は真空パックにして無償提供しています。「今後は、非常食という新しい価値を付けた商品化を目指したい」

Time Schedule

7:00 起床、朝食
8:00 メールチェック、デスクワーク
14:00 提携農家と打ち合わせ
16:00 出荷作業
19:30 帰宅、夕食・片付け
24:00 読書後、就寝

坂口 龍也さん
1987年、水俣市生まれ。熊本学園大卒業後、起業の準備として県内外でアルバイト生活を送る。2011年、農産品のネット販売を開始。17年、農産物を無償提供するウェブサイト「フリフル」を立ち上げ、運営会社「Day1」代表に。熊本市内で妻と暮らす。

Information

ウェブサイト「フリフル」で、無償提供する野菜や果物の情報を発信。「フリフル熊本」で検索を