つんどくよんどく

もし幕末に広報がいたら「大政奉還」のプレスリリース書いてみた

著:鈴木正義 監修:金谷俊一郎

本書は日本史の大事件から広報の仕事を学ぶビジネス書ですが、歴史好きの私の感想は「ものすごく面白い本を見つけてしまった!」です。

誰もが知る歴史上の出来事を題材に、「プレスリリース」を作成し、情報発信の重要性や広報のテクニックが解説されています。プレスリリースとは企業が発表する、マスコミがニュースを書くための資料、つまり私たちに伝わる「情報の元」とも言えるものです。

「大政奉還」や「武家諸法度」など、歴史の転換期にもし有能な広報がいれば歴史は変わっていたかもしれないと思わせられます。さらに、新しい視点で見ることにより、通説とは違った歴史の側面を発見できます。

現役の広報マンによる、遊び心満載の引きつけられる文章は、非常に読みやすいです。読み進めるうちに、私たちが得ている情報はこのようにつくられているのだと知る手掛かりにもなります。いろいろな面白さを併せ持つ本書、さまざまな方に楽しんでいただけると思います。

日経BP 21×15cm 価格 1870円

紹介するのは

金龍堂まるぶん店
尾方 友紀さん

まだまだほうじ茶ラテに魅了されています