地球に住めなくなる日

著:デイビット・ウォレス・ウェルズ 訳:藤井 留美

「殺人的な猛暑」みたいな言葉が誇張にならない世界になったが、皆さん元気でお過ごしだろうか。こうなると元気ではないのが当たり前なので、それなりにやり過ごしなんとか生き延びてください。

本邦、四季はどこへ行ったのか。最近は夏夏夏冬みたいな感じで猛暑と水害が頻発するような過酷な場所になってしまった。それもどうやら地球温暖化の影響らしい、とは知っているのだが、一体これからどうなるかを具体的に学びたいなと軽い気持ちで本書を読み始めた。こんなに恐ろしい本とは知らずに。

「氷床が消え始め、4億人が水不足に見舞われ、赤道帯の大都市に住めなくなり、夏の熱波で数千人単位の死者が出る」。このまま温暖化が進んだ場合の「最良」の予測だ。ここからさらに豊富なデータに基づいた、深刻な被害が増えていく。ここまでひどいとは…。希望はまだあるとは軽はずみには言えない。だがひとつ確かなのは、科学者の声を聴き、大人は行動しなければいけないということだ。

発行 NHK出版 判型 四六判
価格 2090円

紹介するのは

蔦屋書店熊本三年坂
榮 詳平さん

映画と音楽と、楽しい酒のために働く書店員