プラスワンでパッと華やか！冬カラーの配色テク

2022年12月2日

今季、色アイテムが大豊作ですが、普段の着こなしに取り入れるのはなかなか難しい、という声も。
そこで配色や組み合わせ方をプロに教えてもらいました。
ファッションが暗くなりがちな冬だからこそ、差し色コーデを楽しむチャンスです。

(共通アイテム)ワンピース6500円/A (左)ニット6000円、バケットハット3000円/ともにB、ブーツ6500円/A (中央)ストール3500円、アームウォーマー2500円、ブーツ6000円/すべてB (右)バラクラバ2700円、ブーツ6000円/ともにA

鮮やかでエネルギッシュな色合いがトレンド差し色コーデの攻略法

主張の強い色合いなのでメインはモノトーンにし、取り入れる色は1カラーに絞ります。ここで紹介するグリーンとブルー、ピンクのほか、パープルやオレンジも旬の色。寒色はダークカラーになじませる、暖色はコントラストを利かせることを意識しましょう。冬小物や靴下、バッグなど、面積が小さいアイテムからトライしてみて。

教えてくれた人

スタイリスト

東瑞夏さん

熊本デザイン専門学校卒業後、「やまの事務所」へ入社。百貨店やCMのスタイリングを中心に活躍中。

［+ PINK］濃いピンクはブラック多めで着こなして

トレンドカラーのピンクは、鮮やかな色合いが多いのが今季の流れ。黒アイテムと相性が良く、アウターがトーンダウンする冬にトップスで使うのが最適解。メンズライクなMA‐1のベストに合わせて、足元はレースアップシューズをセレクト。コントラストが効いたスタイリングなので、バッグはパンチのあるレオパード柄がお似合い。

プルオーバー1万4000円、ミリタリーベスト1万8000円、スカート6000円、バッグ2万9000円、シューズ1万6000円/すべてE

くすみトーンから一変色合いが強くドラマチックに

春夏から人気のグリーンと寒色のブルーは、白にも黒にも合う最旬カラー。ピンクは取り入れるのに勇気がいるかもしれませんが、実は顔写りが明るくなるといううれしいメリットも。

ニット各5000円、アームウォーマー
表紙アイテムと同じ/すべてB

［+ BLUE］慣れ親しんだ白黒ボーダーに上品な印象のブルーのジレをオン

今季のブルーは青みが強い色や深みのある青色が多く、上品な印象。そんなブルーをジレコートで取り入れるなら、ボーダー柄コーデを。着慣れたアイテムのおかげでカラーアウターの難易度がぐんと下がります。直線が際立つコーデなので、足元はローカットのスニーカーでカジュアル感をプラス。ゼブラ柄がトップスとリンクしている遊び心も。

ジレコート2万500円、トップス1万5400円、スカート1万7800円、バッグ8000円、スニーカー1万2000円/すべてC

コーデの洗練された印象をキープする長方形のバッグ。肩掛けすればIラインの強調にも。

［+ LIME GREEN］クラシカルなモノトーンコーデにカラー小物をちょこっと

挑戦しやすいのは、モノトーンコーデに1点だけ色小物をプラスする方法。今年はトレンドのアームウォーマーをくしゅっとさせて、トップスやアウターの袖から見せるのがおしゃれ。軽やかな白アウターと相性の良いライムグリーンをチョイス。バイカラーのカーディガンとローファーを合わせ、クラシカルな雰囲気をキープして。

アームウォーマー2500円、アウター7500円、カーディガン5500円、スカート5000円、バッグ3500円、ローファー5000円/すべてB

韓国の若者から火がついた冬の旬小物

左のアイテムはバラクラバといって、いわゆる目出し帽のこと。頭巾のようにしても、かぶらずにフーディー感覚で身に着けても。右のアームウォーマーもY2K(2000年代ファッション)ブームの影響で人気に。両方取り入れるなら、同じ色で統一するのがコツです。

バラクラバ、アームウォーマー/ともに表紙アイテムと同じ

［+ GREEN］トレンドど真ん中のグリーンを潔くメインに

濃淡や明暗のバリエーションをつけやすいグリーンは、ベーシックカラーの延長で使える万能色。2021年ごろから引き続き流行しているので、思い切ってグリーンを軸にしたコーデがおすすめ。上下グリーンのワントーンに白アイテムをリズム良く配置すると、周りと差をつけられます。厚手のボアベストには、リブタートルですっきりと。

ニット3000円、スカート5000円、バッグ5400円、ボアベスト8500円、キャップ2500円、ブーツ表紙アイテムと同じ/すべてA

カジュアル度の高いキャップは、白レザー素材で大人っぽく。コーデの抜け感出しにも使えます。