「干し方」と「場所」に工夫を 冬の洗濯物の乾かし方 攻略法

冬は日照時間が短く気温が低い上、厚手の服を着ることが多いため、洗濯物がなかなか乾きにくいですね。効率よく乾かす方法を専門家に教えてもらいました。

風の通り道をつくり 湿気をコントロール

洗濯物は、紫外線による殺菌効果も期待できる屋外に干したいところですが、冬は低温と日照時間の短さから十分に乾かないことも多いです。内田さんは、「早く乾かすためには、干す場所や干し方を工夫するほか、湿気を逃す風の通り道をつくるのがコツ」と話します。

部屋干しでは生乾きの臭いが気になります。内田さんによると、夏場は皮脂汚れによる雑菌の増殖が原因ですが、冬は洗濯槽の汚れがもとになっていることが多いそう。「洗濯槽は小まめなお手入れを忘れずに。部屋の結露から生じるカビが原因で臭いが発生することもあるので、部屋干しする場所も注意が必要」と指摘します。

今回紹介する攻略法を取り入れて、冬の洗濯物の悩みを解消しましょう。

教えてくれたのは

家事代行サービス カジキチ 代表
内田 直子さん

熊本市内を中心に、部屋の片付けや掃除、料理の下準備などの家事代行サービスを行っています。

https://kaji-kichi.com/

内田 直子さん


干し方

一度にたくさんの洗濯物を洗うと干す場所が限られますが、早く乾かすにはできるだけ間隔を空けて、服と服が重ならないように干すことが重要です。風の通りも意識して干してみましょう。

[point 1]間隔を10〜15cm空ける

10~15cmくらい空けると風がよく通ります。また、厚手の物と薄手の物を交互に干すのも効果的です。

間隔を10〜15cm空ける


[point 2]アーチ形に並べる

効率よく乾かすにはアーチ形がお勧め。外側に丈の長い服、内側に短い服を干すと風の通りが良くなります。

アーチ形に並べる


[point 3]生地の重なりを最小限に

ポケットのある服は、裏返して干します。フードや脇下の乾きにくさは、針金ハンガーを使い解消。ハンガーを曲げて、フード部分や肩から胸を広げて立体的にすることで、生地の重なりを少なくします。

2本のハンガーを組み合わせています!


[point 4]ニット類の型崩れ防止にハンガーの使い方を工夫

「置き干し」するのがベストですが、干す場所や置き干し用の道具がなくハンガーを使う場合は、形崩れの恐れがあるので注意。複数のハンガーを使うなど干し方に工夫を。

厚手ニットの場合

首回りが伸びないよう、2本のハンガーにくぐらせて、風に当たる面積を増やしましょう。

薄手ニットの場合

胸の位置までハンガーに通し、袖の部分をハンガーの肩の部分にかけるように折り返します。


干す場所

[屋外]日当たり、風通しの良い場所に

日の当たる、風通しの良い場所を選びましょう。ただし、ニット類などは直射日光が当たる場所に干すと色落ちの原因になることも。なるべく風通しの良い場所に陰干しするか、室内干しがおすすめです。

干す時間帯は10時〜15時

冬場は湿度の低い10時~15時に干します。この時間内に乾ききらない場合は、室内に干すなど、時間帯によって干す場所を変えて乾かすとよいでしょう。


[屋内]窓側、壁際を避け、空気を循環

日の当たる窓側に干しがちですが、窓側や壁際は空気が循環しにくく、湿気がたまりやすい場所です。また、窓側は結露が原因でカーテンにカビやダニが発生することもあるので、なるべく離すように。洗濯物を干すときは窓を開けて風の流れをつくり湿気を逃しましょう。


+aでもっと早く!

エアコンと扇風機の"ダブル使い"

エアコンは、除湿機能を使うのがお勧め。サーキュレーターや扇風機を併用し、空気を循環させると効果大。洗濯物はエアコンの風の通り道に干し、サーキュレーターは洗濯物の下に置いて風を送るようにしましょう。


乾いたタオルを入れて脱水

脱水の時に乾いたタオルを入れて水分をなるべく減らすのも◎。ニット類も乾いたバスタオルなどに包んで脱水すると短い時間でより早く、シワも少なく水分を取ることができます。


干す前に多めに振りさばく

洗濯物を干す前にパンパンと振りさばく回数を多めに。水分が飛んで生地の繊維が立ち、空気に触れる表面積が増えることで乾きも良くなります。