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お金を借りる際に理解しておきたい… 利息の付き方、分割返済方法、返済期間【知りたい!お金の話】

知りたい!お金の話 今回教えてくれるのは「浦田幸助さん」

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【今回のスタディー】借りたお金の利息

社会人になると「信用」が付き、金融機関からお金を借りられるようになります。お金を貸す側は必ず返してもらえると思って貸します。それが信用です。お金を借りる際は次の3つを理解しておく必要があります。

(1)利息の付き方…お金を借りるなら0.1%でも金利が低い所で借りた方がよいですし、月々の返済額は少しでも少ない方が助かります。例えば金利18%のA社で10万円借りたとします。1カ月の利息はいくらになるでしょうか。計算の仕方は次の通りです。

金利は一般に元金(元本)に対する1年間の利息の割合で、「年利○%」と表示。今回は1年間に10万円の18%(0.18)の利息を払います。それを1日当たりとするため365日で割り、返済するまでの日数を掛ければ利息が出ます(端数は一般に切り捨て)。計算式は10万円×0.18÷365日×30日=1479円。従って、10万円を借りて30日後に元金10万円と利息の1479円を払えば完済となります。

(2)分割返済の方法…一度に返済できないときは月々決まったお金と利息を払います。この場合、(a)決まったお金+利息を払う、(b)利息を含めた決まったお金を払う方法があります。10万円を18%で借りた例で紹介します。

(a)決まったお金を月々5千円とすると、決まったお金+利息(5千円+1479円)=6479円を最初の月に払います。その後は毎月5千円ずつ元金が減っていくため、翌月は10万円から5千円を引いた、9万5千円に利息がかかります。

(b)決まったお金に利息が含まれる場合は、5千円の中に利息1479円が含まれるため、元金は3521円を払います。翌月は10万円から3521円を引いた、9万6479円に利息がかかることになります。

(3)返済期間…返済期間が長くなるほど毎月の返済額は減りますが、利息は増えます。例えば(b)の返済方法の場合、2年間で払うと毎月の返済額5千円で、支払利息総額は1万9800円。一方、3年間で払うとすると毎月の返済額3600円で、支払利息総額は3万100円になります。

借金の返済を滞納すると…

借金の返済を滞納してしまった場合、まず遅延損害金が発生し、督促状が来ます。

一般的に、滞納が2カ月以上続くと信用情報機関に事故情報が登録されます(いわゆるブラックリストに載る)。その後、催告書や一括請求の通知が届き、最終的には訴訟を提起され、強制執行によって給与や財産を差し押さえられるケースもあります。

返済が厳しくなってきたら、早めに借り入れ先の金融機関に相談しましょう。それでも返済できる見込みがないというときは、債務整理で借金を減額する方法があります。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

知りたい!お金の話 今回教えてくれるのは「浦田幸助さん」

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この記事を書いた人

浦田幸助FP事務所所長。個別相談への対応やセミナー開催など、活動は多岐にわたる。ファイナンシャルプランナー(CFP一級®)、一級ファイナンシャルプランニング技能士。

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