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今の家計で老後資産を確保できる? 早期退職の可否についてもアドバイスを【家計簿チェック】

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“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

Q. 今の家計で老後資産を確保できる? 早期退職の可否についてもアドバイスを

第1子が生まれ、育休中です。来年復帰予定ですが、それまでボーナスはありません。今の家計で老後の資産を確保できるでしょうか。また、子どもには奨学金などを使わず、私立理系の大学に進学できる程度の教育資金を準備をしてあげたいです。家計に余裕があれば、子どもをもう1人欲しいですが可能でしょうか。

もう1点。60歳よりも前に夫婦で仕事を辞めたいです。そのために、今の投資で大丈夫なのかについてもアドバイスをお願いします。なお、住宅は賃貸で、全国転勤のため、取得する計画はありません。

A. 第2子誕生でも老後資産は十分確保 運用がうまくいけば早期退職も可能

いただいた情報によると、現在の年間収支は100万円程度のプラスですが、みどりさんの復帰後はさらに220万円ほどのプラスが見込まれます。この状態が続けば、65歳ごろには、金融資産1億円も夢ではないでしょう。

まず、第2子の誕生を令和6年としてシミュレーションしてみます。すると65歳時点で9000万円程度の金融資産となり、老後の資産としては十分と思われます。

さらに、早期退職するプランを考えてみます。仮に夫婦共に55歳で退職し、その後給与収入はないとします。その場合、65歳時点で4500万円ほどの金融資産になり、84歳ごろに資産が尽きてしまいそうです。また、その時点で持ち家でないとすると住居費についても懸念されます。

そこで、次年度から始まる新NISAを使い、仮につみたて投資枠で40万円(運用率1.0%と仮定)、成長投資枠で50万円(運用率3.0%と仮定)をご夫婦それぞれで20年間運用したと仮定します。そうすると、65歳で5700万円ほどの資産ができ、90歳まで資産が尽きることはないでしょう。

結論として、来年以降もう少し積極的に運用してみることを提案します。そこで、もし運用がうまくいかなかった場合は、長く働き、運用がうまくいけば早期退職を選択してはいかがでしょうか。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

浦田幸助FP事務所所長。個別相談への対応やセミナー開催など、活動は多岐にわたる。ファイナンシャルプランナー(CFP一級®)、一級ファイナンシャルプランニング技能士。

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