40代のフェミニンコーデ、「ムリしてる」って思われないコツは?【ファッションライター・くみのおしゃれコラム】

「年齢を重ねて好きなファッションが似合わなくなってきた」「若いころに着ていた服を着ると違和感がある」と感じたことはありませんか。
でも、年齢や違和感を理由に諦めるのはもったいない! 好きな服を着てファッションを楽しむコツをご紹介します。
お悩み:年齢を重ねて着こなし迷子に(40代女性)


パールやリボンなど、かわいらしい装飾のある洋服が好きなNさん(40代)。
この日のコーディネートには、
・パールが並ぶジャケット
・スカラップネックのトップス
・裾にパールが付いたパンツ
・ぽってりした靴
と、甘めの要素が盛りだくさん。
大人世代がフェミニンな要素が強いアイテムをそのまま着ると、どこか”ムリ”をしているように見えてしまうのです。
大人世代のファッションで大事なのは「引き算」!
色数を減らしたり、装飾を減らしたり、全体のバランスを見てシンプルにまとめることがポイントなのですが、それができたら悩まないですよね。
コーデの「引き算」につながる、もっと簡単な方法が2つ!
コツ1:素材、色、柄…大人っぽい物を選ぶ
つるんとした高見えする素材感の物に変えたり、黒や紺などの落ち着いた色を選んだりすると、不思議としっくりなじみます。


柄物ならモチーフとなる柄に注目を。
丸い花びらがついたかわいらしい小花の刺しゅう柄よりも、写真のような茎や葉も描かれた水彩タッチ柄のほうが洗練された印象を持ちますよね。
このように、譲れないディテール以外を削ぎ落とすことが「引き算」につながります。
コツ2:着こなしの中で面積を減らす


先ほどのNさん、「ジャケットの袖をまくり胸元を開ける」という引き算をしてみました!
コーディネートは変えていないのにスッキリと見違えましたね♪
さらに、髪をまとめて低めのポニーテールにしたら、頑張りすぎない大人フェミニンコーデが完成します!
まとめ:「引き算」することでコーデが洗練される
装飾が多い洋服を着るときは「どこを減らせば甘ったるく見えないかな?」とちょっと立ち止まってみてください。コーデの中で主役となるアイテムが浮き彫りになり、洋服のデザインを際立たせることができますよ!
甘めのテイストに限らず、トレンドコーデやカジュアルコーデにも共通して言えます。
年齢を重ねたからこそ出せる品のあるおしゃれを楽しみましょう♪