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家の中には危険がいっぱい 身近なやけどに注意しよう!【子育てラボ】

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[VOL.517]知る・学ぶ

好奇心が芽生え、行動範囲が広がってくる乳幼児期は、やけどの原因になる危険が家の中にたくさん…。まずは、やけど事故を起こさないように、家の中に潜む危険について見直してみませんか。

月齢別に起きやすい事故

◎乳児期(〜6カ月ごろ)

大人が熱い飲み物を子どもにこぼしてしまう

[case1]大人が熱い飲み物を子どもにこぼしてしまう

子どもが小さいとついつい抱っこしたまま飲み物を飲みがち。しかし、赤ちゃんが突然大きく動くことで手元が狂うことも。熱い物を飲む場合は、赤ちゃんを抱っこしていない時にしましょう。

◎手足を自由に動かせる時期(5〜7カ月ごろ)

[case2]子どもが熱い飲み物に手を入れてしまう

この時期は子どもを抱っこしたまま食事を取ることが多いでしょう。親が気付かないうちに、赤ちゃんはテーブルの上に置いてある熱い飲み物や汁物に手を入れてしまうことも。熱い物を飲むときはふた付きのタンブラーを使ったり、手の届かない所に置いたりするのがお勧めです。

◎1人座り、ハイハイ期(7〜10カ月ごろ)

[case3]子どもがテーブルの上の熱い物をひっくり返す

周囲の物に手が届くようになると子どもは何でも触りたくなるもの。熱い飲み物を引き寄せたり、ランチマットやテーブルクロスを引っ張ったりしてこぼさないよう手の届く範囲を確認することが大切です。

◎つかまり立ちの時期以降(10カ月〜未就学児)

電化製品を触る

[case4]電化製品を触る

自分で自由に動けるようになると、電気ケトルの湯をひっくり返したり、炊飯器の蒸気に触ったりしてしまうことがあります。危険の多いキッチンにはベビーゲートの設置が◎。電気ケトルは転倒湯漏れ防止タイプなど、安全性の高いものが安心です。

やけどをしてしまった場合の応急処置

やけどをしたらすぐに流水で冷やすことが大切です。冷やす目安は20分間。氷水は冷えすぎるのでNGです。

服の上から熱湯を浴びた

無理に洋服を脱がせず着衣のまま冷やします。

やけどの面積が広い

流水で冷やせない広範囲の場合は、水でぬらしたタオルで患部を冷やします。冷やしている間に体温が下がりすぎないよう注意。20分間冷やしたらすぐに医療機関を受診してください。

顔や頭をやけどした

やけどの範囲が狭くても医療機関を受診しましょう。

応急処置後、受診に迷う場合は、医療機関へ相談してください。

教えてくれたのは

みらい小児科クリニック 武藤未来さん

みらい小児科クリニック
武藤未来さん

心配になったらやけどの程度にかかわらず医療機関を受診してください

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

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