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「男性が多く出すべき派女子」へ告ぐ!【荒木直美の婚活コラム「婚喝百景54」】

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「男子が多く出すべき」と言っている女子へ

先日、婚活イベント終了後のアンケ―トに目を通していたらこんなご意見がありました。「女性の参加費をもっと安くすべき」と。
えーっと、どうして女性を安くすべきなのか、私にはその理由が分かりませんでした。

確かに、婚活イベントの参加費として女性が安く設定されることもあるようです。私がコーディネートする企画は基本的には、男女同額です。ただ、遠方に住む男性を対象にしたイベントで、都市部から出向く女性は交通費がかかるので、その分少し参加費を安く設定することはあります。

しかし、今回のイベントは中心市街地での開催でしたから、男女の違いによって生じる交通費の差はありませんでした。つまり、アンケートに書いてあった意見は、「男子は女性と出会えるのだから高くお金を出し、女性がもっと優遇されてしかるべき」というお考えなのでしょう。

なぜ婚活イベントだけ女性を優遇?

何度も言いますが、今の時代にどうして女性が優遇されるべきなのか、その理由が見当たりません。世の風潮は、男女共同参画を進め、ジェンダーギャップを無くして男女平等に対等に扱いましょうという流れなのに、婚活イベントだけ女性を安くすべきという考えは不思議です。

結論として、私が企画する婚活イベントは今後も参加費は男女同額です。理由は、男性側のニーズにあります。男性は自分の財布事情を心配してくれる優しい「分かち愛タイプ」の女性を求めているので、男女同額を理解している女性がいらっしゃるとうまくいくからです。

「男性が多くお金を出して当たり前」という考えでいると、イマドキの男子からは選ばれません。昔(昭和頃)は、専業主婦になって夫を支え、生活費は夫が稼ぐ、そんな結婚観もあったでしょうが、今は通用しません。「結婚」にたどり着くだけでは食べていけないのです。女性も経済的に自立し、共に稼ぎ、世帯年収で家計をやりくりする…そんな令和スタイルに意識改革しないと今の時代の婚活土俵では戦えないのです。

結婚条件を令和版にアップデートして

加えて、女性陣には理想条件の再考もおすすめしています。お顔やお話上手、職種などで選り好みするより、自分の仕事を理解してくれる男性か、家事や子育ての協力が期待できるか、自分の親も大事にしてくれるか、この辺りを確認する方が大事であるとアドバイスしています。

古い思い込みは危険、令和版の結婚観にアップデートしてから出会いの場所へお出かけください。

男性に頼る婚活では選ばれない。「結婚」で食べていけない時代

PROFILE
荒木直美

あらき・なおみ 婚活コーディネーターとして、約2000組のカップルを誕生させた実績を持つ。婚活の心構えやカップルになるための必勝法をレクチャーする、オリジナルの婚「喝」語録が話題に。テレビやラジオでも活躍する主婦タレント。

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記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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この記事を書いた人

婚活コーディネーターとして、これまで誕生させたカップルは2000組以上。婚活の心構えやカップルになるための必勝法をレクチャーし、オリジナルの婚「喝」語録が話題になり、メディアでも多数取り上げられている。

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