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映像美×壮絶アクション 新境地の行定勲監督が熊本に【カルチャールーム】

映画「リボルバー・リリー」の撮影エピソードを語ってくれた行定勲監督
映画「リボルバー・リリー」の撮影エピソードを語ってくれた行定勲監督

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映画『リボルバー・リリー』 8月11日(金) 全国公開

国内外で数々の映画賞を受賞している行定勲監督(熊本市出身)が、アクション映画に初挑戦。大正時代を舞台に綾瀬はるかさんが美しきダークヒロインを演じる映画「リボルバー・リリー」です。キャンペーンで帰熊した行定監督に、撮影エピソードや見どころを聞きました。

恋愛映画の名手と呼ばれる行定監督とアクションという組み合わせにまず驚かされる今回の作品。監督らしい映像美の中で出演者の激しいアクションが繰り広げられます。「アクションシーンはダンス的でもあり、スポーツの試合のような『間合い』が大切。事前に構図など細かく決めて、それを基にアクション監督に殺陣(たて)をつけてもらい1カット1カットを丁寧に撮影しました」

見せ場満載な中、行定監督のイチ押しは霧の中の銃撃戦。相手が見えない、音だけの戦いを描いてみたかったそう。「主人公たちの孤立した、自分との戦いみたいな感じを出したかった」と話します。少年を守りながら銃撃戦を繰り広げる綾瀬さんの演技は壮絶の一言。「意志の強いヒロインに、戦いの中で母性みたいなものが生まれる―。綾瀬さんはそれをうまく演じてくれました」と振り返ります。「女性にすごく響くと思う。子育て中のお母さんに共感してもらえる部分もあるので、ぜひ見てほしい」と話していました。

(フリーライター・上妻祥浩)

Information

(C)2023「リボルバー・リリー」フィルムパートナーズ
(C)2023「リボルバー・リリー」フィルムパートナーズ

原作/長浦京 監督/行定勲
脚本/小林達夫、行定勲
出演/綾瀬はるか、長谷川博己、羽村仁成(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)、ジェシー(SixTONES)、野村萬斎、豊川悦司ほか

【ストーリー】

大正13(1924)年。元諜報(ちょうほう)員の小曾根百合(綾瀬はるか)は、謎の男たちに追われていた少年・慎太(羽村仁成)を助ける。彼は父の欣也(豊川悦司)から書類を託され、百合に会うように言われていた。慎太を匿(かくま)った百合は、事件の背景を調べるうちに驚きの真相を知る…。

【上映館】

  • TOHOシネマズ熊本サクラマチ・はません・宇城・光の森
  • ユナイテッド・シネマ熊本
  • イオンシネマ熊本
  • 熊本ピカデリー

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

映画「リボルバー・リリー」の撮影エピソードを語ってくれた行定勲監督

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この記事を書いた人

映画解説・研究者、フリーライター。映画検定1級。熊日から「週刊文春CINEMA」まで神出鬼没。RKKラジオ「ニュース515プラス」毎月第1金曜日に出演中。家ではチワワとウーパールーパーの飼育員。『シン・ゴジラ』に出ていることだけが自慢。

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