航空会社から期間限定で大津町へ 異業種の視点で町の魅力発信【すてきびと】

新型コロナウイルスの流行で大きな打撃を受けた航空業界では、客室乗務員の多くが異業種へ出向しました。大塚さんは2021年12月から1年間の契約で大津町役場に出向。肥後おおづ観光協会に勤務し、町の魅力を発信する業務を担当しています。

「ふるさと納税の返礼品を考えることになり、これまでなかった体験型の返礼品づくりに取り組みました」と大塚さん。町内の自動車レース場「HSR九州」で開かれるミニバイクの耐久レース「Let’sレン耐」の出場権が、10月から新たな返礼品として採用されています。「調査から始まり、企画や交渉など初めての経験ばかりで学ぶことが多くありました。本職の経験から、町の職員の皆さんに接遇マナーをアドバイスさせていただく機会もありました」

12月からはANAに戻り、羽田空港をベースにまた客室乗務員として国内外を飛び回ります。「仕事で大津町に関わり、故郷のことをより深く知ることができました。今後は客室乗務員の立場から、仕事や観光で来熊されるお客さまに大津町をアピールしていこうと思います」