名前に文章をのせる「結び詩」 エピソードを生かした唯一無二の作品【すてきびと】
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「結び詩(うた)・深雪屋」 松岡 深雪さん
小学生を対象に書道教室を開く傍ら、マルシェなどに積極的に参加して「結び詩」を制作しています。結び詩とは、松岡さんの造語で、名前の一文字一文字を文頭に置いて作ったフレーズをつなぎ、詩にしたもの。人生の節目を迎える両親や友人へ向けたメッセージが多く、贈る相手の人柄や人生のエピソードなどを聞き取り、作詩に生かしています。「唯一無二の作品に仕上げることが結び詩の魅力です」
偶然空きが出たマルシェのブースで結び詩の原形となるパフォーマンスをしたのが始まり。「贈る相手のことを大切に思う気持ちに触れると、私も幸せな気持ちになれる」と話します。結婚生活に悩む時期があり、しばらく制作から離れましたが、「仕事は自分でつくるもの」と励ましてくれた友人の言葉が後押しに。「書を仕事に、シングルマザーとして前向きに生きていこうと決めました」
背景に描くパステルアートも独学で勉強中。書道も再開し研さんを重ねています。「あの人に書いてもらいたい、と言われるような作品をこれからも作りたい」と話します。
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