絵本でつながる子育て世代の休憩所 読み聞かせや絵本づくりのイベントも【すてきびと】

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絵本屋Hotto 店主 山田 太一さん


1992年生まれ、菊池市出身。濟々黌高校から同志社大学へ進学。卒業後、新聞記者、「リクルートキャリア」勤務を経て、2020年熊本へ。コンテンツマーケティングの仕事などを経験し、22年12月、絵本屋「Hotto」をオープン。熊本市で妻、2歳の息子と暮らす。
昨年12月、中央区上通町のオークス通りに絵本専門の書店をオープンした山田さん。店内には、すぐに手に取りたくなるようなお薦めの絵本が並びます。
転職をきっかけに熊本へUターン。「長男が生まれると、県外出身の妻は友達もいない中、コロナ禍の影響もあり家にこもりがちでした。次第にストレスがたまっているようだった」と振り返ります。妻と話し合い、「同じような思いを抱えている子育て世代の人が、気軽に立ち寄れて、ホッとできる場所を自分たちでつくろう」と動き出しました。
心が休まる場を、と考えたときに浮かんだのが、山田さんが幼少期に母に絵本を読んでもらった思い出。「何とも幸せな時間で、この経験があったから私は文章を読んだり書いたりすることが好きになった」と笑います。
夫婦二人三脚の書店づくりは、子育て世代ならではの発想も。読み聞かせやフェルト絵本づくりなどのイベントを開くほか、オムツ替えや授乳できる部屋も完備しています。「子育て中の人が次の日からも頑張れるよう、心和む一時休憩所のような場所にしたい」


Information
絵本屋「Hotto」に関する情報は、インスタグラム@ehonyahottoで確認を!