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八代発、無農薬バナナを全国へ 新品種の栽培にも夫婦で挑戦 !【すてきびと】

高木 明日香さん
高木 明日香さん

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バナナ生産農家 高木 明日香さん

高木 明日香さん
高木 明日香さん
1991年八代市鏡町生まれ。東海大第二高校(現東海大星翔高校)、東海大学農学部卒業後、22歳で就農。2014年、農産物検査員の資格取得。父の下、米作りと野菜の露地栽培を中心に学ぶ。17年、結婚後に夫とバナナ栽培に本格的に取り組む。鏡町で祖父母、両親、夫、4歳と1歳の娘と暮らす。

1824(文政7)年から鏡町で農業を営む高木家7代目の明日香さんが結婚後、夫とチャレンジしたのがバナナ栽培です。「かつて父が挑戦したことはあったのですが、商品化には至らなかったので」と言います。明日香さん夫婦は、輸入物のバナナより小さい三尺バナナという国内でも生産数の少ない品種を選択。しかし、生産に関する知識や情報はほとんどなく、「論文などを読みながら見よう見まねでやってみるしかありませんでした」と振り返ります。

初年度の2017年に植えた100株は全滅。しかし、生産管理や肥料にも工夫を加え、5年後には無農薬で酸味と甘味のバランスの良い「たかきのバナナ」にたどり着きました。果実を採った後の幹や葉は、もみ殻や米ぬかと合わせ堆肥として再利用。「離乳食に安心して使えるバナナを、と考え肥料にもこだわりたい」と母親の顔ものぞかせます。

「たかきのバナナ」は、ECサイトを通じ全国へ発送。ふるさと納税でも選べるそう。「今年は、ピンクやルビー色、しま模様の実がなるバナナ栽培にも挑戦しています」。話題を呼ぶ”バナナ革命”が起こる日も近いかもしれません。

青いまま収穫して出荷する「たかきのバナナ」。出産祝いや贈答品としても喜ばれています

Information

収穫体験や見学のほか、バナナの木の「オーナー制度」なども実施。
https://www.takaki-komekoubou.com/banana.php

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

高木 明日香さん

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