日本代表チームで世界一に チアリーディングの魅力を伝えたい【すてきびと】

幼い頃からさまざまなスポーツを経験してきた藤森さん。熊本大入学後、「できないことをできるようになるのが楽しいので、経験したことがない競技をやりたい」と、複数の部活動を見学。「バク転を習得したい」という思いもあり、チアリーディングを選びました。

アクロバティックな技の難易度のほか、チームで行うダンスのダイナミックさや統一感、一人一人の表情や声といった要素が点数化されるため、「誰か1人だけ上手な人がいても成り立たないのが魅力」と話します。

大学院に進学したことで、練習の成果を披露する機会を失っていた昨年夏、世界大会が行われることを知り、日本代表の選考会に応募。5人編成で行う男女混成スモールグループのメンバーとなり、11月の世界選手権で優勝を果たしました。未経験の分野に飛び込む決断力や、目標に向かって地道な努力を重ね、一つずつクリアしていく粘り強い姿勢が、その土台にあります。

「スポーツとしてのチアリーディングの魅力をもっと広く知ってもらいたい」と、卒業までの期間、就職活動と並行して県内を拠点に活動を続けます。