母子の日常 絶妙な距離感で描写【つんどく よんどく】
![ちょっと踊ったりすぐにかけだす 著者:古賀及子 素粒社 B6判 1870円](https://spice.kumanichi.com/spice/wp-content/uploads/2024/01/spice_240209_p36_02.jpg)
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ちょっと踊ったりすぐにかけだす
「ポケモンスリープ」を始めてから起床が早くなった。生活も改善したような気がする。マメに掃除し、朝食に手間をかけ、コーヒーを豆からひいたり。「これが丁寧な暮らしってヤツか…」と調子に乗ったりしている。
今まで不健康だった分、こう健全になれば気も晴れるはずだが、あまりそうでもない。引っかかりがある。それは、今もパレスチナでは子どもの命が奪われ続けているとか、そういったことがふと頭をよぎるせいだ。
そんなモヤモヤも、この本を読めば少し楽になる。著者である母と子ども2人の暮らしの日記なのだが、観察するような絶妙な距離感で描写される日常がおかしい。「クイズの脇が甘い」とか、そういう言葉に何度も笑ってしまう。
同時に泣きそうにもなる。子どもとの時間のかけがえのなさ、そのきらめきを鮮やかに捉えた文章に触れるから。大げさなことを言うが、全ての子どもがこんなふうに大切にされてほしいと思う。それができない世界に、一体何の価値があるのだろう。
紹介するのは
![蔦屋書店熊本三年坂 榮 詳平さん](https://spice.kumanichi.com/spice/wp-content/uploads/2020/05/S51911P996.jpg)
![蔦屋書店熊本三年坂 榮 詳平さん](https://spice.kumanichi.com/spice/wp-content/uploads/2020/05/S51911P996.jpg)
最近はRIIZEを追ってます。あとポケモンスリープのフレンドを探してます。よろしくです。
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