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個性あふれる選書が魅力!熊本の「独立系書店」5選

個性あふれる選書が魅力!熊本の「独立系書店」5選
撮影地/古本と新刊scene

「独立系書店」とは、個人や小さな企業が運営する本屋さんのこと。
店主こだわりの選書や個性的な店づくりで存在感を増しています。
本の魅力を再発見できる、熊本の独立系書店を訪ねました。

目次

店主の思い入れ 感じて書棚巡り

大型書店より冊数が少なく、一冊一冊、時間をかけて吟味できるのも独立系書店の面白さ。
時には店主に本の内容を聞きながら書棚を巡ると、思いがけない出合いがあるかもしれません。

[1]橙(だいだい)書店(熊本市中央区練兵町)

橙(だいだい)書店

迷路を巡るように自分と向き合える一冊を探す

熊本市中央区練兵町の電車通り近くにある『橙書店』
天井近くまで伸びる書棚に囲まれた通路はまるで小さな迷路のよう。
そんな店内を巡っていると、ワクワクとした気持ちになります。

店内には喫茶スペースも。購入済みの本や持ち込みの本を読む常連客も多いそう
店内には喫茶スペースも。購入済みの本や持ち込みの本を読む常連客も多いそう

置いてある本は店主の田尻久子さんが興味を持ったものを中心にセレクトしてきたものだそう。
「ただ、年を重ねるごとに『いい』と思う基準が緩やかに変化している」と田尻さん。
改めて書棚を眺めると、自身を見つめ直すための本などが多い印象です。
田尻さんは自身でも執筆活動を行い、文芸誌「アルテリ」の編集・販売・発送なども担当しています。

田尻さんが編集を担当する「アルテリ」。創刊から10年、20号を数える
田尻さんが編集を担当する「アルテリ」。創刊から10年、20号を数える

「手が空いたら常に本を読んでいる」と忙しい中にも本を読む時間が欠かせないと言う田尻さん。
「運動をしないと筋力が落ちるように、本を普段から読んでいないと、集中力が下がるように思います。短い時間でもいいので読み続けることが大事。書店で実際に手にとって興味のある本を選んでほしい」

どんなジャンルの本があるの?

エッセー、現代思想、韓国文学など

店主が今、おすすめしたい本!

ヤギと少年、洞窟の中へ

ヤギと少年、洞窟の中へ
スイッチ・ パブリッシング 文 池澤夏樹、 絵 黒田征太郎 1980円

少年が洞窟で出会ったのは「ひめゆり学徒隊」の女性たち。本の最後には、女生徒全員の名前が刻まれており「亡くなった人を数字にしない」という強い思いが伝わります。

(だいだい)書店

住所熊本市中央区練兵町54 松田ビル2階
TEL096-355-1276
Webサイトhttps://zakkacafe-orange.com/
営業時間12:00〜19:00(日曜・祝日は〜17:00)
休業日火曜、第1・3月曜
駐車場なし

個性あふれる選書が魅力!熊本の「独立系書店」5選

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この記事を書いた人

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