漆黒と金銀のコントラスト シンプルで精巧なデザイン【くまもと手づくりCollection】
ライター直が見つけた、風土や歴史の中で生まれ、伝統を守り続けている工芸品や、“今”を感じさせる手づくり品などを紹介していきます。 (随時掲載)
#069 ピアスと香立て/熊本市
約400年前より技術が受け継がれている「肥後象がん」のピアスと香立て。普段使いには少しハードルが高い印象の肥後象がんですが、思わず手に取りたくなる、すてきな作品です。
「Standing Straight Studio」の麻生翼さんが、20代で渡米して身に付けた彫金技術や考え方と、肥後象がんの伝統的な技術を融合させて制作しています。黒さびを付けては表面をはけでならす作業を繰り返すことで、少しずつさびを出す手法も、麻生さんの自由な発想から生まれました。
光沢のある漆黒とシンプルなデザインが特長。草木や虫など身近な絵柄を精巧に表現しています。チブサン古墳の壁画からヒントを得たという三角の形に丸を描いたピアスもとても魅力的です。実際、とても人気があるそうですよ。
【取材先】
Standing Straight Studio(南区城南町千町2179)
standingstraightstudio@gmail.com
お問い合わせ
県伝統工芸館
TEL | 096-324-5133 |
インスタグラムでも作品を紹介しています。
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