きじ馬|丸くて大きな目がカワイイ! 素朴な愛らしさを未来へ【くまもと手づくりCollection】

ライター直が見つけた、風土や歴史の中で生まれ、伝統を守り続けている工芸品や、”今”を感じさせる手づくり品などを紹介していきます。 (随時掲載)
目次
#087 きじ馬/錦町
野鳥のキジをかたどった素朴な形に色鮮やかな模様。車輪が付いた愛らしい姿の郷土玩具・きじ馬は人吉・球磨を代表する工芸品です。大小さまざまなサイズがあり、小さな子どもが乗れる大きさのものを国宝・青井阿蘇神社(人吉市)の楼門前で見ることができます。
平安時代に平家の落人たちが生活の糧に作ったのが始まりとされ、今年1月には国の「消滅の恐れがあり記録を残すべき無形の民俗文化財」に選ばれました。技術を継承している「住岡郷土玩具製作所」の3代目住岡孝行さんは、原料の端材の入手が難しくなっている現状に直面しながらも、「未来に残すため、まずは触れてほしい」と、人吉クラフトパーク石野公園での絵付け体験の他、地元中学校や熊本市内の高校への出張教室なども積極的に行っています。
取材先
住岡郷土玩具製作所(球磨郡錦町西無田の原104‐2)
問い合わせ
住岡郷土玩具製作所
TEL | 0966-38-1020 |
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インスタグラムでも作品を紹介しています。
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