初心者にもおすすめ 江津湖でバード・ウオッチング

日本野鳥の会 熊本県支部 事務局長

原口 研治 さん

カワセミ

留鳥／全長17cm

美しい背中の青い羽の色から“渓流の宝石”と呼ばれる。勢いよく水中に飛び込んで魚を捕まえる。

ハクセキレイ

冬鳥／全長21cm

水辺に生息。のどが白く、背中が灰色で尾の羽が長くて黒い。鳴き声に特徴があり、“チチンチチン”と鳴く。

シジュウカラ

留鳥／全長14.5cm

ネクタイのような胸の黒い羽毛がおしゃれ。スズメと同じ大きさで、“ツーピーツーピー”と繰り返して鳴く。熊本市の鳥。

ヒドリガモ

冬鳥／全長48.5cm

毎年多く渡来し、江津湖で一番多く見られるカモ。オスの顔は緋色(ひいろ)と呼ばれる赤色で、これが名前の由来。

ヒヨドリ

留鳥／全長27.5cm

街なかでもよく見かける茶褐色の鳥。短く羽ばたきながら飛び立った後、翼を畳んで滑空。鳴き声は“ヒーヨヒーヨ”。

ジョウビタキ

冬鳥／全長14.5cm

江津湖に、例年10月中旬ごろにやってくる冬鳥。オスは頭が銀色、顔と羽が黒く、おなかがだいだい色のコントラストが愛鳥家に人気。

アオサギ

留鳥／全長95cm

背中が灰色の大きな体。大きなくちばしで魚を捕まえる。羽を広げると150〜170cmほどになり、湖面を悠々と飛ぶ姿がかっこいい。

クロツラヘラサギ

冬鳥／全長73.5cm

ヘラのようなくちばしが特徴。全世界に5000羽ほどしかいない貴重な鳥。下江津湖の艇庫付近で見かけることが多い。熊本港でも観察できる。

オオバン

冬鳥／全長39cm

体は真っ黒、おでことくちばしは真っ白。水に潜って水草を食べる。江津湖では年々増える傾向にあるそう。

双眼鏡

いろいろな種類がありますが、７～８倍のタイプがおすすめ。

ポケット図鑑

写真より「イラスト図鑑」の方が初心者には鳥の特徴がつかみやすい。100〜200種を紹介してあるタイプで野外で持ち歩けるサイズのものを。

筆記具

観察した野鳥の特徴を記録するためメモ帳と筆記具は欠かせません。

防寒対策

帽子や手袋、防寒着など観察を楽しむためにもしっかり準備を。また、両手を自由に使えるデイバッグやウエストバッグが便利。