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住宅ローンを65歳ごろまでに完済したい 老後資金も含めやりくりのアドバイスを【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

住宅ローンを65歳ごろまでに完済したい 老後資金も含めやりくりのアドバイスを

Q. 住宅ローンを65歳ごろまでに完済したい 老後資金も含めやりくりのアドバイスを

住宅ローン返済が夫の退職後の75歳まで続きます。子どもにお金がかからなくなる頃には繰り上げ返済も視野に入れており、できれば65歳ごろまでには完済したいです。

老後の資金が不安で個人年金も検討しましたが、絶対に続けられる自信がなく、積立定期預金を月2万円ずつ始めました。他の貯蓄は学資保険と児童手当分のみです。

車の走行距離も10万㎞を超え、買い替えを控えています。子どもたちが小学校中学年になる2~3年後には私の収入をもう少し増やしたいと考えています。

A. まずは”いま”の家計を最優先して 住宅ローン返済は焦らなくてもOK

まず老後資金の不安について、個人年金保険に加入されなかったことに私も賛成です。理由は、ひまわりさんが現状、最優先すべきは“いま”の家計だからです。近年中に控えた車の買い替えとともに手元資金が縮小、もしくはローン利用による収支逆転が懸念される状況を鑑みると、直近は手元資金を安全に充実させることが最も重要です。もし短期間で積み立てを継続できなくなってしまった場合、保険商品では中途解約しか方法がないため損失は避けられず、その点でも積立定期預金は最適な選択だったと思います。

この先、ご自身の収入アップもお考えですね。まずは無理せず月2万5000円ずつでも年間にすると30万円の増収に。それ以上となると、社会保険料の負担が生じることを踏まえる必要がありますが、それもデメリットではありません。将来の年金受給額は確実に増え、年金不安に対する大きなテコ入れとなります。

住宅ローンの繰り上げ返済は、教育費終了後から取り組んでも65歳まで10年超の期間があり、お子さん関連で浮いた分を回すだけでもそれなりに片付きそうです。もし少々長引きそうな場合は、ひとまず退職までにボーナス返済分の完済を目指してはいかがでしょうか。

とにもかくにも“いま”があっての将来です。焦らず着実に進みましょう。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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