節約や資産運用を考えてはいるが… 取り組む強い動機付けが欲しい【家計簿チェック】
Q.節約や資産運用を考えてはいるが… 取り組む強い動機付けが欲しい
夫と2人で生活していますが、ここ10年ほど資産総額500万円のまま横ばいです。
最近になって、お金への無頓着さを反省し、節約や資産運用を考えるようになりました。しかし、現実的な目標をイメージできず、難しく感じます。自分としては食費がかなり大きいと思いますが、自炊に苦手意識があり、強い動機付けが欲しいです。
取りあえず30年後、1000万円を目標に、NISAを初期投資で30万円、以後毎月2万円ずつで考えています。ちなみに、退職金はありません。
A.保険料と食費の節約、iDeCo 3つの取り組みを実践してみて
まずは、現状でのキャッシュフローを考えてみます。ご提示のようにNISAを使った場合の運用益も加え、この時の運用率を5%と仮定します。そうすると、66歳時点で貯蓄がマイナスになると予想されます。
このように、提示された運用だけでは家計の改善は難しいと思います。そこで、次のように提案します。
まずは、保険の見直しです。保険証券を拝見していないため、正確には言えませんが、死亡保障が880万円あり、それ以外にも医療保険などが付いているとのこと。しかし、お二人とも会社員で、扶養家族はおらず、持ち家ということですので、思い切って見直してはいかがでしょう。例えば、終身型の医療保険とがん保険というようにシンプルにすれば、月々の保険料は4000円いかないと思います。ここでは、保険料を2万円に下げると仮定します。
次に食費について。確かに高めです。これを毎月の上限額を決めて10万円に抑えてはどうかと考えます。
最後に、退職金の代わりにiDeCoを月2万円程度積み立ててはいかがでしょうか。こちらも運用率5%として、60歳で退職金として受け取るとします。
以上の3つを実践すれば、もちょさんが85歳になるまで貯蓄をプラスで維持できると思います。
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