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住宅を購入したいが、夫は反対… 今の家計でローン返済は厳しい?【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

目次

“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

みかんさんの家族/熊本市在住 みかんさん(42)会社員・夫(46)会社員・第1子(小5)・第2子(小4)

Q.住宅を購入したいが、夫は反対… 今の家計でローン返済は厳しい?

家族4人で賃貸に住んでいます。住宅購入を考えていますが、夫がなかなか賛成してくれません。ローン返済や維持管理費の支払いに不安があるようです。しかし、現在の住まいも入居10年目で、子どもたちも大きくなり手狭になってきています。

夫婦の年齢や昨今の不動産価格の上昇、子どもたちの成長も考えながら、前向きに進めていきたいです。私一人の収入で住宅ローンを借りることも考え審査を受けたところ、4200万円が上限とのこと。本当に今の家計では難しいのか教えてください。

A.まずは支出の見直しが必須 全体的な視点で家計設計を

4200万円を35年返済、金利0.8%で借り入れると仮定すると、年間約138万円の返済となります。現在の家賃と比較すると、約70万円の負担増ですね。

これをどこから捻出するか。積立額を削ればできなくはないですが、教育資金や老後資金、住宅ローンの繰り上げ返済資金も準備が必要です。「この家計では難しいのか」とのお尋ねですが、支出の見直しは必須と言えそうですね。

ご本人は「小遣いが多い」とのご認識で、使途不明金も年36万円ほど。このあたりを洗い直すことで、増加分の半額程度(=35万円)は捻出したいところです。

また、団体信用生命保険の加入を踏まえ生命保険も見直しましょう。太陽光発電を導入すれば光熱費の圧縮も見込めるかもしれません。現在の延長で考えるのではなく、新しい家計をトータルプランニングすることが重要です。

最後に根本的なお話しをします。住居費を含め、家計支出の全てをご夫婦の収入からやりくりするのですから、借入額が同じであれば、住宅ローンの名義がご夫婦のどちらであろうと日常生活への影響は基本的に同じはず。「持ち家か賃貸か」という次元においては「妻名義であればOK」というわけでもないでしょう。今一度、ご夫婦で家計の情報を共有し、納得いくまで話し合われてくださいね。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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