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将来の必要資金について漠然と不安… 起業したばかりで、何に取り組めばいい?【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

目次

“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

暮らし見直し中さんの家族/菊池郡在住

Q.将来の必要資金について漠然と不安… 起業したばかりで、何に取り組めばいい?

将来の必要資金について、いくらあればいいか、今のペースで足りるのか、漠然と不安を感じています。今後、何に取り組んだらよいですか。

私は会社を辞めて起業したばかりです。売上は経費と事業投資に回しており、今のところ家計は夫一人分の収入で支えてもらっています。

「資産形成できる」と勧められた変額保険に月6万円を払っていましたが、ロスが大きいことに気付き、4万円分は解約しました。万一の保障がなくなるのも困るので2万円分は残していますが、いずれ見直すつもりです。

A.万一の保障と投資は切り分けて 早めに取り掛かるのが得策

会社員という安定した立場から独立。夢に向かって踏み出されたのですね。この先の事業の発展・成功は、日々の家計にとっても、ご家族の将来資金にとっても大きな伸びしろといえます。

変額保険について、全く同じ内容で複数の契約を結んでいたそうです。現存する契約について詳細を把握させていただいたところ、特別勘定(変額保険の積立金だけを分けて運用する勘定)の運用成績が3%だった場合、積立金は20年後に約507万円(払込累計480万円)、また30年後は、約896万円(払込累計720万円)になる商品とのこと。同じ利率、同じ期間の運用で同様の成果を得るために必要な積立金の金額は月1万5500円ほどですから、保険料の約22%にあたる4500円ほどが保障コストに回っているようです。

万一の保障については、別途、掛け捨て型の加入をお勧めします。月2000円~3000円で必要十分な保障を準備できるでしょう。

以上を踏まえ、変額保険に払込中の2万円のうち、3000円で万一に備える保険を設計し、差額1万7000円はNISAで積み立て投資へと組み直すのはいかがでしょう。期待収益率3%の時、積立金は20年で50万円、30年だと90万円の上乗せが見込めます。いずれと言わず、早めの取り掛かりが得策です。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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