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30歳までにひとり暮らしを始めたい 支出の見直しについてアドバイスを【家計簿チェック】

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック

節約家になりたいさん(28)会社員/熊本市

Q.30歳までにひとり暮らしを始めたい 支出の見直しについてアドバイスを

実家暮らしの独身男性です。家には生活費として月1万円入れていますが、それ以外は自由に使っています。旅行が趣味で、国内外問わずよく出かけており、生活費の残りは全て旅行費に消えています。

30歳までには実家を出てひとり暮らしを始めたいと考えています。これを機に支出面を見直したいのですが、何から始めればいいでしょうか。

ローン返済は親に立て替えてもらった車の購入費で、ボーナス月にまとめて返しています。年内には完済しますが、次の買い替えに備えて貯蓄もしていきたいです。

A.食費や交際費などを節約して 生命保険の見直しにも着手を

ひとり暮らしを始めて大きく変わる点は、何といっても家賃や水道光熱費が発生すること。これらについて「月5~6万円」を想定していると伺いました。節約目標はそのまま、月5~6万円ですね。

ご本人としては、食費、交際費、娯楽費から月1万円ずつと、年間の旅行費から10万円程度は削るつもりとのこと。あとはご実家に入れている生活費をスライドさせることで、やりくりが成立する感じでしょうか。その辺はしっかり取り組まれた上で、私からは、ぜひ生命保険の見直しにも取り組んでいただきますようご提案します。

保険料3万円の内訳をお尋ねしたところ、

  1. 1万円は親御さんが掛けておられた保障型を引き継いだ契約で、詳細不明
  2. 個人年金保険1万円
  3. 残りの1万円は5年満期の貯蓄保険

ということのようです。

まず(1)については、独身ということで、月2000円程度で医療保険に加入しておけば十分ではないでしょうか。(2)は、NISAもしくはiDeCoによる積立投資へシフトしましょう。30年を超える長期間ですから、資金の育ち方に倍以上の差が出てもおかしくありません。

車の借入分が完済できたら、それまで返済に充てていた分で、速やかに「車積立」を開始しましょう。(3)の資金と合わせると、次の買い替えもよりスムーズかと思います。

記事内の情報は掲載当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

お金のプロがズバリ!家計簿チェック 今回答えてくれるのは佐藤ななみさん

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この記事を書いた人

ライフプランを柱に、家計管理・住宅資金・保険・資産形成に関する講座やコンサルティングを展開。NPO法人ら・し・さ理事として、終活やエンディングノートの普及・啓発活動にも取り組む。

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