子ども3人分の教育資金貯蓄は可能? マイホーム取得含め長期計画を立てたい【家計簿チェック】

“お金のプロ”がズバリ!家計簿チェック


Q.子ども3人分の教育資金貯蓄は可能? マイホーム取得含め長期計画を立てたい
この先、子どもを授かりたいと思っています。妻は3人を希望していますが、教育資金を十分にためられるかどうか不安です。
現在は官舎住まいのため、家賃が安く済んでいます。転勤の可能性もあり、当面、マイホームは考えていませんが、いつかは官舎を出なければならない日が来ることを考え、長期的な計画も視野に入れておきたいです。
手元にお金があると、つい無駄遣いをしてしまいます。先取りで強制的にためる仕組みとして、NISAの積立投資枠を活用しています。
A.3人の教育費は補助拡充に期待 「家賃のつもり枠」で積み立てを
まずは子育て支援について。3人以上を扶養する多子世帯に、国はより手厚い施策を打ち出しています。児童手当は、第2子まで1人月額1万円(3歳未満は1万5000円)であるのに対して、第3子以降は1人月額3万円が高校年代まで支給されます。大学の進学費用も、3人以上を同時に扶養している世帯について、入学金(最大28万円)と授業料(最大70万円/年)を減免する制度が始まっています。以上はあくまで現行制度で、今後は変わる可能性もありますが、少子化の折、ますますの拡充を期待してもよろしいかと思います。ぜひご希望をかなえてくださいね。
官舎で家賃が安いのは助かりますね。いつかマイホームをお考えでしたら、月々の積立金の中に「家賃のつもり枠」を設けておかれることをお勧めします。これにより、住宅購入時の自己資金を準備できるだけでなく、無意識に財布のひもが緩むのを防ぎ、好機が訪れた際は住宅ローン返済へ移行しやすくなります。
「無駄遣いをしがち」と言われますが、家計にも多少の“遊び”は必要です。重要なこと、必要なものへの予算を十分に確保した上では、多少の浪費もご愛嬌(あいきょう)。「ここまでは自由に使っていい」という枠を決めておかれてはいかがでしょうか。気持ちを楽に、お金と仲良く付き合っていきたいものです。
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