【まさやん旅日記こんにツアー Vol.10】「小京都」津和野をのんびり春旅 の巻

「小京都」という言葉の響きに引かれ、島根県の津和野へ行ったのは2024年4月のことです。
JR山口線を津和野へ向かう途中、湯田温泉駅(山口市)で下車して寄り道することにしました。
詩人の中原中也は、現在の山口市湯田温泉の生まれ。
駅から少し歩いたところに記念館があり、入り口には「汚れつちまつた悲しみに 今日も小雪の降りかかる」と書かれたパネルが掲げてありました。
僕がその詩を初めて知ったのは確か中学生の頃。
おじさんになった今、その詩に触れ、少年時代に感じたやりきれない悲しみのような気持ちがよみがえった気がしました。
列車に揺られて津和野駅に着いたのは夕暮れ。
ホテルに向かう途中に「郷土料理 うずめめし」という看板を見つけ、ふらりと入店。
ノーマークだったその料理は、だしが利いていて体に優しく、染みる味でした。
夜は地元の居酒屋へ。
僕のブリのカマ焼きの食べっぷりを褒めてくれたおかみさんが、お手製の葉わさび漬けをサービスしてくれました。
これが日本酒にとても合うのです。
翌日は自転車を借りて津和野を巡ることに。
まだ桜が残っていて、サイクリングには最高の天気と季節。
山の方に行くと津和野城跡や太鼓谷稲成神社などの歴史ある場所があって、こぢんまりとしていながら、さすが「小京都」といった風情の街でした。
津和野の思い出写真館


これが津和野の名物「うずめめし」。
熊本に帰ってから調べたら、あの「美味しんぼ」でも取り上げられたらしいです。
具だくさんのお茶漬けのようですが、ご飯の下に具が埋めてあります。


津和野駅があるJR山口線は、今も期間限定で「SLやまぐち号」が走っています。
津和野駅前には、かつて走っていたD51が展示されていました。
この黒光りの渋さが何とも言えません。


JR津和野駅から自転車で15分くらい行き、そこから坂道を登ったところにある「乙女峠」。
キリスト教が禁教とされた明治初期の頃、この場所で教徒が拷問を受け命を落とし、のちに殉教者が埋葬された場所です。
ここは桜もきれいな場所でした。


日本五大稲荷神社に数えられるという「太鼓谷稲成(たいこだにいなり)神社」。
一般的には「稲荷」と書きますが、ここだけ「稲成」と書くそうです。
とても立派な本殿のそばまで車で行くことができますが、ここの見どころは表参道からの「千本鳥居」。
登るのは疲れますが、ぜひこれも見てほしいです。


湯田温泉(山口市)にある「中原中也記念館」。
定期的に企画展も開かれているようです。
湯田温泉の足湯はここからすぐそば。
中原中也記念館の近くには、地酒がそろう酒屋さんもあります。


JR津和野駅のすぐそばにあるおそば屋さんにお邪魔しました。
「城下町の小さな農家レストランちしゃの木」というお店で、とてもおいしいそばをいただきました。
木彫りの猿がお迎えしてくれましたよ。