球磨焼酎大好き！ 奥深い魅力 若者も女性も注目

球磨焼酎は500年前から、人吉球磨地方で米を原料に造られてきました。長年愛される本格的な焼酎だけでなく、若者や女性向けの商品も続々登場し、注目度は上昇中です。8月8日は「球磨焼酎の日」。今回は、工場見学や試飲体験ができる蔵元、さまざまな球磨焼酎が飲めるお店を紹介します。きっと球磨焼酎にぞっこんになるはずです！

蔵ツーリズム楽しい！球磨焼酎の魅力に酔う

人吉球磨地方には現在、27の蔵元（1蔵は休業中）があり、独自の製法で焼酎を造り続けています。この中から、「球磨焼酎蔵ツーリズム協議会」に加盟する4蔵元をピックアップ。それぞれの魅力を紹介します。

人吉球磨の”米と水”が銘酒を育む

球磨焼酎には、現在200以上の銘柄があります。球磨焼酎酒造組合理事長の深野誠一さんによると、球磨焼酎と銘打つには、

• 国産米（米こうじを含む）を使用している
• 人吉球磨の水でもろみを仕込んでいる
• 人吉球磨で蒸留・瓶詰めをしている

―ことが必要です。

この良質な米と水へのこだわりが、球磨焼酎の豊かな香りと深いコクを生み出しています。

現在12蔵元が、工場見学や試飲体験ができる「球磨焼酎蔵ツーリズム協議会」に加盟。同協議会会長の堤純子さんは「焼酎を通して人吉球磨のファンを増やしていきたい」と語ります。個性豊かな蔵元にぜひ、足を運んでみてください。

高橋酒造 球磨焼酎ミュージアム白岳伝承蔵

定番の「白岳」シリーズ 若者向け商品も好評

『高橋酒造』は、いち早く減圧蒸留を取り入れ、もろみに含まれる香りや味を引き立てる焼酎造りに取り組んでいる蔵元です。主力商品の「白岳」シリーズの中で、特に若い世代や女性に好評なのが香り系焼酎「白岳KAORU」。吟醸系の酵母を使って熟成され、ソーダ割りにすると、はじける炭酸とともにフルーティーで爽やかな香りを放つ逸品です。

高橋酒造 球磨焼酎ミュージアム白岳伝承蔵

住所	人吉市合ノ原町461-7
TEL	0966-32-9750
Webサイト	https://www.denshogura.jp/
営業時間	9時～16時（入館は15時半まで）
休業日	年末年始