【熊本】健軍商店街ピアクレスのシェアキッチン『バラエティシェフ』＆『健軍POTATO』に注目！【し～ずのいいね！】

健軍商店街ピアクレスの一角に2年前にオープンしたシェアキッチン『バラエティシェフ』をご存知ですか？

熊本地震や高齢化の影響で衰退する商店街を活性化するために、地元出身のオーナーとスタッフが一念発起。

商店街の若手店主にも協力を仰ぎ盛り上げてきました。日替わりで違う店が出店し、これまでの累計出店数は約40軒。その内4軒が晴れて自身の店を持ち、さらに1店が今秋の開店に向けて準備中という注目のスポットなんです。

【写真】商店街のアーケード沿いにあり、店の前にテーブル席も用意

こじんまりとした店内ながら、ここには人が集まる空間になっています。

「店舗はコミュニティースペースでもあるので、お客さんとの距離感が近いのがうちの売りです。リアルな反応を見ながら商品開発や価格設定をできるので、独立への弾みになっているんだと思います」と店長の山下元貴さん。

しかも、商店街の他店の店主が経験をもとにいろんなアドバイスをくれるのも大きい。

例えば、常設店舗として営業する『健軍POTATO』の看板メニューであるフライドポテトは、居酒屋店主のアドバイスをもとに試行錯誤を繰り返し、一番おいしい「約１㎝角のポテト」という形にたどり着いたとか。

【写真】昔、健軍商店街の名物だった「パンダ焼」に代わるものを、と試行錯誤して完成した「健軍POTATO」（塩、チリ、コンソメ、バーベキューの4種）各300円。別添えのケチャップ50円。ちなみに、18歳以下はソフトドリンク無料！

親身になってくれる仲間とお客さんとの温かい交流が気に入り、商店街のすぐ近くで独立準備をしている元出店者もいるのだとか。

取材時に出店していたのは、「麹の魅力を伝えたい！」という思いに突き動かされ、54歳で飲食業に初挑戦した山本小織さん。「最初は『私にできるかな？』という不安も大きかったのですが、初出店から4カ月たった今は週に2回出店し、弁当とカレーを日替わりで提供しています」とほほ笑みます。

【写真】自身で麹立てした塩麹を全ての料理に使っているヘルシー弁当（800円）と甘酒プリン（200円）。※取材当時

既存店が新作の市場調査を兼ねて出店することもあるらしく、新たなブームがここから生まれるかも!?